AIのデータ分析だけではなぜ「表層的」になるのか? 競合との差別化を生む「一次情報」の掴み方

AIのデータ分析だけではなぜ「表層的」になるのか? 競合との差別化を生む「一次情報」の掴み方

生成AIを駆使して市場や顧客を調べているのに、競合との差別化につながらない、提案がどこか表層的になってしまう……それは、誰もがアクセスできる「二次情報」に頼りすぎてしまっているからかもしれません。本記事では、端羽英子氏の著書『一次情報を「問う」 BtoB企業のためのターゲットドリブン戦略』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋・再編集して、AI時代だからこそ価値が高まる「生の声(一次情報)」の強みを紐解き、汎用的なAIという“誰もが持てる武器”を独自の資産へと変える「情報優位の作り方」について解説します。

AI時代だからこそ価値が高まる「生の声(一次情報)」

AIの普及が進むなかで、「一次情報は今後も価値を持ち続けるのか」と疑問に思う
方もいるかもしれません。ここで、その問いに答えるための簡単な思考実験を提案しま
す。

 

まず、すでに取引のある、自身がよく理解している業界や企業について、ファイブ
フォース分析に沿ってAIで分析してみてください。

 

業界構造やトレンド、顧客課題を生成AIで整理すると、その精度に驚くはずです。しかし同時に、「やや表層的だ」「この業界が本当に直面している課題は別にある」「自
分なら違う説明をする」といった違和感も覚えるのではないでしょうか。その違和感を
持てるかどうかこそが、一次情報の有無による差なのです。

 

あるいは、自身が担当している業務プロセスを、生成AIにできるだけ具体的に説明
させてみてください。

 

出力される内容は一定の水準に達しているものの、どこか抽象的であったり、自身の肌感覚とずれていたり、時に誤りを含んでいたりするはずです。同様に、AIを使って顧客の現場課題を理解しようとしても、一次情報を持つ当事者から見れば、どこか本質を外していると感じられる可能性があります。

 

AI時代の情報優位の作り方
AI時代の情報優位の作り方

 

誤解のないように強調しておくと、二次情報の活用も、AIによる調査の効率化も、いずれも重要です。ただし、一次情報と二次情報に異なる価値があるように、経験から得られる知見と、生成が導き出す知見にもそれぞれ固有の役割があります。一次情報のすべてが言語化できるわけではありません。現場で体験したからこそ得られる感覚や暗黙知は、AIだけでは再現できない部分があります。

 

汎用的なAIという「誰もが持てる武器」に、社内に蓄積された独自データを組み合
わせることで初めて差別化が生まれると述べました。同様に、二次情報を得意とする
AIの力に、一次情報を重ね合わせることで、深いターゲット理解に基づく意思決定が
可能になるのです。

 

 

【注目のセミナー情報】​​​

【国内不動産投資】8月29日(土)オンライン開催
東京23区で高利回りを狙う「土地から新築RC一棟投資」
建築費高騰・金利上昇に対応する具体的戦略とは?

 

【海外不動産投資】8月30日(日)会場開催
大和ハウス工業が事業参画!
米国・ウエストニューヨーク「分譲マンション」の全貌

 

 

【関連記事】

■月20万円もらえるはずが…45歳・サラリーマン「ねんきん定期便」に抱いた違和感。「年金ルール」知らずにそのまま20年…65歳で受け取ることになる年金額に唖然「何かの間違いでは?」

 

「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

 

 
一次情報を「問う」 BtoB企業のための ターゲットドリブン戦略

一次情報を「問う」 BtoB企業のための ターゲットドリブン戦略

端羽 英子

幻冬舎メディアコンサルティング

BtoB企業のビジネスリーダー必読! 「一次情報」×「二次情報」の掛け算でターゲット顧客を深く理解し、意思決定を加速させるための実践書 AIなどの情報技術が進化し、多くのビジネスパーソンは検索やデータ分析を駆使し…

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧