「同居なんてしなきゃよかった」…〈総額5,500万円の二世帯住宅〉を購入した69歳男性。孫と暮らせる“幸せなじぃじ”のはずが、3年で「もう無理」のワケ

「同居なんてしなきゃよかった」…〈総額5,500万円の二世帯住宅〉を購入した69歳男性。孫と暮らせる“幸せなじぃじ”のはずが、3年で「もう無理」のワケ
(※写真はイメージです/PIXTA)

マイホーム購入のハードルが上がるなか、親が出資して二世帯住宅を購入するという選択肢は一見魅力的に移ります。ですが、離れて暮らしていたときは超円満だったものの家を建ててわずか3年で、限界を迎えてしまった60代夫婦。その苦悩とは……。

「同居なら広い家が手に入る」の落とし穴

厚生労働省が発表した「毎月勤労統計調査(2025年度、従業員5人以上)」によると、物価変動の影響を除いた実質賃金は前年度から0.5%減。マイナスは4年連続で、賃金は伸びているものの物価上昇に追いついていない状況です。

 

子育て世代にとってマイホーム購入のハードルは高くなる一方です。親から資金援助を受け、同居という形をとることで、自分たちでは手が届かない広い家が手に入る。確かに、それは魅力的な選択肢に見えるでしょう。

 

しかし、どれほど仲が良い家族であっても、生活のすべてを共にする同居については慎重さが求められます。特に「融合型」の二世帯住宅は、建築費を抑えられるメリットがある反面、プライバシーの確保が難しく、将来の売却や相続のハードルが高いという大きなデメリットがあります。

 

もし二世帯同居を検討するのであれば、敷地内に2棟を建てる「分棟型」にするか、完全に生活空間を分ける「独立型」にするなど、適度な距離感を保てる設計を検討すること。また、賃貸物件などを利用して“お試し同居”をして生活習慣のズレを確認するのも有効です。

 

「仲が良いから大丈夫」という自信でお金を投じる前に、数十年先を見据えた冷静な資金計画と、お互いのプライバシーを尊重できる設計を家族全員で話し合うこと。マイホームのせいで家族仲が悪くなるという本末転倒にならないよう、慎重な判断が必要です。

 

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