「LINEは未読、電話にも出ない」不安に駆られた63歳母、始発で新幹線に飛び乗るも…〈手取り22万円〉東京で暮らす31歳息子の「哀しい反応」

「LINEは未読、電話にも出ない」不安に駆られた63歳母、始発で新幹線に飛び乗るも…〈手取り22万円〉東京で暮らす31歳息子の「哀しい反応」

物価高や実質賃金の伸び悩みなど、若い世代を取り巻く環境は決して楽なものではありません。だからこそ、親が一人暮らしをする子どもを心配するのも自然なことでしょう。しかし、その思いが強くなりすぎるあまり、知らず知らずのうちに“過干渉”へ傾いてしまうこともあります。63歳の母が、連絡の取れない一人暮らしの息子を案じ、始発電車で東京へ向かった――。そんな事例を通して、現代の親子に求められる距離感について考えます。

 厳しい時代だからこそ、親の心配は終わらない

厚生労働省が2026年5月8日に公表した「毎月勤労統計調査 2026年3月分結果速報」によると、現金給与総額は51ヵ月連続プラス、実質賃金も4ヵ月連続プラスとなりました。春闘の賃上げ率(第一次集計)も5.26%と、高い水準です。

 

とはいえ、その恩恵を誰もが実感できているわけではありません。「働いても生活が楽にならない」「給料が少し上がっても、物価高で消えてしまう」。そんな感覚を抱えている人は少なくないでしょう。

 

親世代から見れば、そんな状況で都内で一人暮らしをする子どもを心配してしまうのも、ある意味自然なことです。子どもが何歳になっても、親にとっては「子ども」だからです。特に、子どもが巣立ち、仕事も終え、自分の時間が増えたとき、再び意識が子どもへ向かいやすくなることがあります。

 

実際に支援が必要なケースもあるでしょう。ただ、「苦労していそう」と「助けを求めている」は必ずしも同じではありません。親の不安が強くなりすぎると、見守りではなく“過干渉”へ変わってしまうこともあります。

 

子どもの人生を信じ、少し距離を取ること。それもまた、親が“親役”を少しずつ卒業していくために必要な過程なのかもしれません。

 

 

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