アメリカで1億円を稼ぐことの難易度
日本では「億り人」とかいう言葉が金持ちの象徴みたいになっている。僕からすると金銭感覚が20~30年前に戻るようで戸惑う感覚がある。だって、1億円って60~70万ドルだから、アメリカの有名大学に通って、それなりの会社に就職して4年間働いたら、誰もが億り人になれるからだ。
その数倍の時間がかかるが、学歴がない人でも、専門的なブルーカラーの仕事なら資産が日本円で億超えするのはそう難しくはない。だから、億り人になりたい人がアメリカに行かない理由が全然わからない。
とにかく、日本の金銭感覚がダメなほうにバグっていることをさっさと自覚すべきだ。日本人の生涯年収は2~3億円で、これは20~30年前から変わっていない。この間、日本はまったく成長しなかったからである。
僕がアメリカにいた2000年頃、アメリカ人の生涯年収は200万~300万ドルと言われていた。つまり、当時の日本人とアメリカ人の年収はたいして変わらなかったのだ。
それが現在、アメリカで200万~300万ドルの生涯年収では、まともな生活をするのは不可能である。少なくとも500万~600万ドル(1ドル150円で、7億5000万~9億円)は必要だ。物価が高騰しているため、年収3000万円のフェイスブックのプログラマーが家を買えないような状況である。
そんな世界の状況にあって、日本人が「億り人になりたい。でも海外には行けない」とか言っていることが本当に意味がわからない。日本から出て海外に行けば、桁違いのお金を稼げるというのに。億り人になりたい人は、日本に留まっている時点で、合理的な行動がとれていないと言えるだろう。
「海外に行く」ためには勉強が必要だが、そのハードルは想像より高くない。やろうと思えば誰でもやれることだ。意外と、行けばなんとかなる。
「億り人になりたい」という人は、なぜか金持ちのインフルエンサーにたかったりしていることが多い。自分が「選ばれし人」になって、その人に可愛がってもらい、おこぼれにあずかろうという算段だ。何万人もいる「たかりや」の中から、あなたが選ばれる可能性は限りなく低いのに。
そんなことをしている暇があったら、さっさと「海外に行く」ほうがよほど現実的な選択だろう。
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