個人的な「こだわり」や「思い入れ」は徹底的に排除しよう
どんなに思い入れがあっても、その思い入れは価値に結びつかないことを知っておかなければならない。もしそれを抱えていることで実害が生じているならば、どんなにつらくても損切りし、手放さなければならないこともある。
バイアスがかかった物の見方をしていると、企業を評価する目にもバイアスがかかってしまう。「あの企業のサービスはとても気に入っているし、お世話になっているから」「あの企業は感じがいいから」といった、自分の個人的感情が評価に影響を与えてしまうと、合理的な判断ができないのである。
だから、合理的な判断をするためには、個人的な「こだわり」や「思い入れ」は徹底的に排除しなければならない。
「好き嫌い」ではなく「必要か不必要」か
個人的なこだわりを持たないためには、すべての判断軸を「好き嫌い」ではなく、「必要か不必要か」に切り替えればいい。
会社で仕事をしていても、「この仕事が好きか嫌いか」で判断していたら成果は上がらない。仕事が好きでも嫌いでも、上司が最高でも最低でも、仕事が戦略でも雑用でも、ただ「必要か不必要か」で判断することが重要なのだ。「必要か不必要か」で判断するから、最短ルートで目的地まで到達できるのである。
たとえば、あなたは世界で活躍するビジネスパーソンになりたいとする。しかし、あなたは英語が大嫌いだ。だから、あなたは嫌いな英語を勉強する気が起きない。「好き嫌い」が判断基準だと、感情に支配されて行動に移せないのである。
一方、「必要か不必要か」が判断基準なら、英語学習は必須であることは自明の理。嫌いだろうが何だろうが、英語が話せなければ話にならない。仮に英語学習が嫌いだという感情があったとしても、「嫌いだから、やりたくない」という判断軸はあってはならない。「必要だから、やろう」という合理的な判断と、迅速な行動があるだけだ。
多くの人は、「自分に何が必要なのか」が本当はわかっているはずだ。わかっているのに、判断基準を「好き嫌い」にしているから、行動を起こせないでいるにすぎない。
自分は人間ではなく、AIだと思えばいい。今あなたにとって必要なことを探し、感情を交えず、心を無にしてひたすら実行するAIになれば、資本主義ゲームを攻略していけるのである。
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