「別れるつもりはない。でも、一緒にいたくない」…定年した65歳夫が四六時中つきまとう、地獄の“濡れ落ち葉”生活。耐えかねた妻の「一石二鳥の秘策」

「別れるつもりはない。でも、一緒にいたくない」…定年した65歳夫が四六時中つきまとう、地獄の“濡れ落ち葉”生活。耐えかねた妻の「一石二鳥の秘策」
(※写真はイメージです/PIXTA)

定年退職後、突然“ずっと家にいる夫”との生活が始まる――。仕事中心で生きてきた男性ほど、退職後に居場所を失い、妻に強く依存してしまうケースは少なくありません。「スーパーに行ってくる」と言えば、「俺も行くよ」。そんな毎日に疲弊した妻が考えた、“夫婦関係を壊さないための秘策”とは――。詳しく見ていきましょう。

妻が考えた「一石二鳥」の秘策

真理子さんは、夫に「話しかけないで」「ついてこないで」というのは賢明ではないと考えました。夫と別れるつもりはなく、長い老後を考えれば、やはり円満でいたかったのです。

 

「それで考えたんです。私が外にいる言い訳ができればいいんだと」

 

真理子さんの判断は迅速でした。ハローワークに行き、近所でアルバイト募集の張り紙を探し……すぐにスーパーの品出しや補助の仕事を見つけました。人手不足もあるのか、あっという間に採用されたといいます。

 

厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査」によると、高齢夫婦無職世帯の平均的な実収入は月約25万円。一方、総務省「家計調査」では、同世帯の平均支出は約28万円となっており、多くの世帯が毎月赤字状態です。

 

真理子さんの家も、夫が退職してからは年金月26万円の生活です。貯金は3,500万円ありますが、“自分が遠慮なく使えるお小遣いを稼ぎたい。家計の足しにもなるし”と、押し切ったといいます。

 

「収入が減ったことをいえば、夫は何もいえません。私は外に出られるし、お金も稼げる。帰宅後はこっそりカフェでお茶をして息抜きもできます。その間に、夫が1人の時間をどう使うか考えてくれたら……」

 

仕事を失ったあと、妻だけを居場所にしてしまう。その構図は、夫婦関係だけでなく、老後の生活基盤そのものを揺るがしかねません。だからこそ必要なのは、“一緒にいること”より、“互いに一人で過ごせる場所を持つこと”なのかもしれません。

 

 

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