「孫に会えるのが楽しみ」本来なら、そんな言葉が自然に出てくるはずでした。しかし、可愛い孫と娘の来訪を素直に喜びきれない……。69歳女性が抱える“見えない負担”とは?

旅行や遊園地は高すぎる…「ばぁばに任せれば安心」

株式会社インテージによる調査によると、今年のGWの過ごし方について「予定なし」と答えた割合は41.2%で過去最高に。自宅で過ごす(35.1%)、外食に行く(17.0%)と家や近場の予定が続き、実家へ帰省すると回答した人は8.3%でした。

 

同調査では、GWにかける費用の平均は2万7,660円という結果も。これからの結果からは、「あまりお金をかけずに近場で過ごす」という傾向が読み取れます。

 

理香さんにとっても、実家に泊まるのは自然な選択だったのかもしれません。

 

「でもね……正直、しんどいんです」

 

孫の世話は想像以上に体力を使います。食事の準備、片付け、遊び相手。男の子で元気いっぱい。それはいいのですが、自宅にいながらも気は休まらず、週末が終わる頃にはどっと疲れが押し寄せます。それは、悦子さんも夫も同様でした。

 

さらに、見過ごせないのが経済的な負担です。食費は当然増え、外食に行けば支払いは自然とこちら持ち。おもちゃやおやつなど、ちょっとした出費の積み重ねも、じわじわと家計を圧迫していきます。

 

細かくは計算していないものの、娘一家に対する支出が年間40万円はあると語ります。将来の医療費や介護費を考えると、今のペースでの出費はかなり厳しいといいます。

 

もちろん、孫は可愛い。ただ、それと体力やお金とは別の問題――悦子さんはそう感じています。

 

「正直GWも来なくていいのに、と思ってしまいます。もう少し頻度を少なくしてくれたら。でも、娘はきっと、ここに来ることを親孝行だと思っている。だからこそ、言いづらいんですよね」 

老後は「できること」と「できないこと」の線引きが必要

老後の生活は、限られた資金と体力の中で成り立っています。だからこそ大切なのは、「できること」と「できないこと」の線引きです。

 

例えば、長期滞在は控えてもらう。来る頻度を少し減らしてもらう。外食費はそれぞれ負担する。無理のない範囲でルールを決めることは、決して冷たいことではありません。 むしろ、自分たちの生活を守ることが、結果的に家族関係を長く穏やかに保つことにつながります。

 

「今度の連休、少しだけ話してみようかしら……」

 

そう思いながらも、実行できるかどうかわからないと言う悦子さん。娘や孫の笑顔と自分たちの老後――その間で揺れる気持ちは、簡単に割り切れるものではないのです。

 

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

 

「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

 

 

【注目のセミナー情報】​​​

【海外不動産】5月7日(木)オンライン開催

《マレーシア不動産》
投資目的で選ぶ「最新レジデンス」活用術

 

【海外不動産】5月12日(火)オンライン開催

《ハワイ不動産の最新動向》
円安なのに、富裕層があえて米ドル資産を買い増すワケ

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧