「優しいのね。でも、いらない」…年金月15万円・築40年の古びた家に暮らす73歳母。起業で成功・立派な暮らしをする息子の“ありがたい援助”を固持する理由

「優しいのね。でも、いらない」…年金月15万円・築40年の古びた家に暮らす73歳母。起業で成功・立派な暮らしをする息子の“ありがたい援助”を固持する理由

「どうして受け取ってくれないんだろう」――十分すぎる資産を築いたはずなのに、母にお金を渡そうとするたび、返ってくるのは決まって「いらない」の一言でした。親に楽をさせたい——その思いは、なぜ届かないのでしょうか。

不便な暮らしこそが「生きがい」

久子さんにとって、古い家を自分で手入れし、工夫して暮らすことは、頭と体を使う「最高の暇つぶし」でした。

 

便利で整った生活は、確かに快適かもしれない。でも同時に、自分で考え、手を動かす楽しみを奪ってしまうものでもある。久子さんには、そう見えていました。

 

亮介さんが「ボロボロ」だという柱の傷や古いキッチンも、久子さんにとっては亡き夫や幼い頃の亮介さんと過ごした思い出が刻み込まれたものです。

 

そして、息子の成功は息子自身のもの。久子さんには、「自分の足で、身の丈に合った生き方をしたい」という自尊心がありました。
 

「この暮らしが好きだし、まだ貯金もあります。本当に困るようなことになったら、助けてもらうかもしれません。でも、できるところまでは自分で。それが私にとっての幸せなんです」

親への仕送りの実態

厚生労働省の「令和4年国民生活基礎調査」 によると、親へ定期的に仕送りをしている世帯は全体の2.1%です(親のみに仕送り/親と子の両方に仕送りを含む)。亮介さんと同世代の40~49歳に絞っても、定期的な仕送り実施率は3.2%。さらに、仕送り額の平均は全体で月約5万6,000円です。

 

実際に親へ金銭的援助を行っている世帯はわずかであり、また、援助の姿勢も「自らする」というより「親の金銭的事情からせざるを得ない」ケースも多いと思われます。

 

こうした状況を見ると、亮介さんのような大きな援助の提案は、客観的にみれば「理想の親孝行そのもの」に見えるかもしれません。しかし、久子さんは、住み慣れた景色の我が家、変わらない生活……それがあればいい。そういう考えでした。

 

良い暮らしをしている自分と質素な暮らしの親。そこに後ろめたさを感じることもあるでしょう。

 

しかし、もし親が「今のままでいい」というのであれば、それを受け入れて、もしもの時には手を差し伸べる。そうした適度な距離感を持つことが、本当の意味での親孝行なのかもしれません。

 

 

 

【注目のセミナー情報】​​​

【短期償却】4月28日(火)オンライン開催

《所得税対策×レバレッジ対策》
インフラ投資で節税利益を2倍にする方法

 

【国内不動産】5月9日(土)オンライン開催

《即時償却×補助金活用》
400万円から始める「民泊経営パッケージ」

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

 

「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 石福金属工業のお知らせ 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです ゴールドオンライン新書創刊

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧