見栄を固定費にした経営者の末路
丸山社長の会社は、その後数ヵ月で資金ショートに陥りました。倒産の原因は、景気悪化でも売上の減少でもありません。過度な「見栄」を“固定費化”してしまったことにあります。
「子どものため」という言葉は、他人との比較や過去のコンプレックス 、あるいは経営者としての承認欲求を正当化するためのオブラートに過ぎなかったのかもしれません。
丸山社長は、「全部、家族のためだったんだよな……」とつぶやいていました。しかし、それは違います。単なる自己満足です。
会社や家庭が破綻する経営者には、明確な共通点があります。
・固定費が高すぎる
・見栄の支出が削れない
・家族に現実を共有できない
・法人と個人の境界が曖昧
会社も家族もどちらも大事なのは事実です。しかし両方を守るためには、常に「いつでも撤退できる戦略」を持っておくことが不可欠です。
その支出は、本当にいますぐやめられるでしょうか? もし、「やめられない」のであれば、それは投資ではなく、あなたの意思決定を縛る“固定費”です。この判断を間違えた経営者から順に、市場から退場していくことになるのです。
萩原 峻大
東京財託グループ 代表
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