経営者の最大の才能は、セールスや商品開発といった「ゼロからイチを生む力」にあります。一方で、経理や財務といった「守りの業務」を、苦手意識を抱えたまま社長が抱え込み続けることは、会社にとって大きな機会損失です。社長が「売上をつくる仕事」に専念できる環境をどう整えるか。社外の立場から経営者の財務を支える「社外CFO」長友大典氏の著書『社外CFOになって、たちまち年収1200万円を稼ぐ方法』(すばる舎)より、中小企業の社長が抱える本音と社外CFOが果たす役割について解説します。
交際費は「投資」…社外CFOが社長の“誤解”を解く
また社長の交際費についても、一律に“悪い”とされるべきではないでしょう。将来的な売上づくりや取引先との関係構築のために必要な交際費は、「投資」と見なせるため、「よい交際費」と言えます。ただの「浪費」である「悪い交際費」とはまったく違います。
ただ、それを社長が社内で説明しても、社員にはなかなか理解されません。「ただ、社長が遊びたいだけでしょう?」などと思われてしまうリスクがあります。多くの社長は、そのリスクを嫌うのです。
だからこそ、社外CFOの存在が社長にとって大きなものとなります。外部の立場から、報酬や交際費の妥当性を財務的な視点で説明することで、社内の理解を得やすくなります。経理担当者との橋わたし役や社員への説明役として、社長が言いづらいことを代弁できる、というのは大きな強みです。
社長の本来の仕事は「未来を描くこと」と「売上をつくること」。その時間を取り戻すためにも、社外CFOは“外部のパートナー”として、経営改善のスピードを速める存在となることをめざしましょう。
長友 大典
中小専属CFO養成アカデミー 主宰
社外CFO・財務コンサルタント
有限会社トークファイブ 代表取締役
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中小専属CFO養成アカデミー 主宰/社外CFO・財務コンサルタント/有限会社トークファイブ 代表取締役
アミューズメント企業の経営に携わる厳しい父のもとで育つ。小学生からプロ野球選手をめざすが、高校時代に肩を故障して挫折。
西南学院大学法学部卒業後、九州松下電器株式会社に入社。半導体の外販部門でトップセールスマンとなり、27歳で父とともにアミューズメント会社を設立して独立するも、不況の影響を受けて業績・資金繰りともに厳しい状況が続く。
金融機関と粘り強く交渉を重ねるなかで、事前準備や銀行戦略の重要性に気づく。以後は資金調達も順調に進み、加えて投資判断のフレームワークを確立したことで、年間5,000万円以上の経常収支を安定して確保できるようになった。
これらの経験を活かし、社外CFO(CFO代行)としての活動を開始。現在では、月額50万円のサービスを5社に提供中。1時間の相談料10万円と高額ながら、依頼が絶えない。「倒産寸前の会社が年商10億円超えにV字回復」「ベンチャー企業が3年で年商7億円超え」など、サポート成功実績も多数。累計資金調達額は60億円を超える。
「中小専属CFO養成アカデミー」を主宰し、税理士、公認会計士、企業経理、財務コンサルタントをはじめ多様な人向けに、社外CFOになるためのメソッドを指導する。高額講座ながら、1年で売上1億円達成や、4ヵ月でCFO案件14件受注など、多数の実績者を輩出しコスパ抜群との評価が多い。
趣味はゴルフと野球。毎日30分の散歩が至福の時間。
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