銀行員「これ以上のご対応はいたしかねます」…年金21万円・82歳母の資産で暮らす56歳長男が、ついに突きつけられた〈限界の宣告〉

銀行員「これ以上のご対応はいたしかねます」…年金21万円・82歳母の資産で暮らす56歳長男が、ついに突きつけられた〈限界の宣告〉
(※写真はイメージです/PIXTA)

内閣府『令和7年版 高齢社会白書』によると、65歳以上の人がいる世帯のうち、親と未婚の子のみの世帯は20.2%。高齢の親と同居し、その年金や資産に生活を依存するケースは珍しいものではありません。一方で、経済的に自立していない中高年の子どもが親の収入に頼る状況は、親の高齢化や認知機能の低下とともに、家計や生活の安定を揺るがす要因にもなり得ます。その関係が長く続いた末に、思わぬ形で限界を迎えるケースもあるのです。

引き出せなくなった現金と、突きつけられた現実

その日以降、修一さんはこれまでのように自由に現金を引き出すことができなくなりました。母の年金は口座に振り込まれているものの、日常的に使う現金の確保が難しくなったのです。

 

「初めて、自分の生活が母の口座に依存していたことを実感しました」

 

さらに、母の体調も徐々に変化していきました。通院や介護サービスの利用も検討する必要が出てきます。要介護認定を受ければ、介護サービスの自己負担が発生し、家計への影響も無視できません。

 

「これからは、母のお金を“自分のために使う”ことはできないと分かりました」

 

銀行での一件をきっかけに、修一さんは自治体の相談窓口を訪れました。そこで、生活保護や就労支援について説明を受けたといいます。

 

「戸惑う気持ちもありましたが、もうそう言っていられる状況ではありませんでした」

 

親の年金や資産は、あくまで親本人の生活を支えるためのものです。民法877条では扶養義務が定められていますが、それは互いに助け合うことを前提としたものであり、一方的な依存を前提としたものではありません。

 

修一さんは現在、就労支援を受けながら、短時間の仕事を始めています。

 

「もっと早く、自分の生活を立て直すべきだったと思います」

 

親子の同居は、安心につながる側面もあります。しかし、経済的な依存関係が強くなりすぎると、どこかで歪みが生じる可能性があります。

 

「母のためにも、自分のためにも、ちゃんと分けて考えるべきでした」

 

高齢化が進むなかで、親の資産管理や生活支援のあり方は、ますます重要なテーマとなっています。「誰のお金なのか」「誰の生活なのか」――その境界を曖昧にしないことが、将来のトラブルを防ぐ第一歩となるのかもしれません。

 

 

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