年1回の「ねんきん定期便」を見落とすと〈本来より少ない金額〉になる事態にも…年金の最新情報を確認する方法【FPが「ねんきんネット」の使い方を解説】

年1回の「ねんきん定期便」を見落とすと〈本来より少ない金額〉になる事態にも…年金の最新情報を確認する方法【FPが「ねんきんネット」の使い方を解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

「年金制度」は国が運営しているので安心と思われがちですが、なんらかの記録漏れや不備によって、本来もらえたはずの年金がもらえなくなってしまう可能性もゼロではありません。そのため、日頃から自身の「年金加入記録」をしっかりと把握しておくことが重要です。本記事では、服部貞昭氏の著書『知れば知るほど得する年金の本』(三笠書房)から一部を抜粋・編集し、年金受給のリスク管理の心得と対策を解説します。 

加入履歴は「ねんきん定期便」でも確認可能

65歳にならなくても毎年誕生月に送られてくる「ねんきん定期便」で、同じように加入記録をチェックできます。

 

「ねんきん定期便」にはハガキ版と封書版があり、ハガキ版には直近1年間の加入履歴だけが記載されます。一方、35歳・45歳・59歳の節目のタイミングで届く封書版では、過去の月ごとの加入履歴をすべて確認できるようになっています。

 

これらの情報を見て、加入していたはずなのに記載がない期間があれば、すぐに年金事務所へ問い合わせましょう。

 

封書版の「ねんきん定期便」には「年金加入記録回答票」も同封されていますので、漏れや誤りが見つかったら、必要事項を記入して年金事務所に提出すれば修正されます

「ねんきんネット」でいつでも最新情報をチェックできる

「ねんきん定期便」は年に一度しか届かないため、どこにしまったかわからなくなってしまうこともあります。

 

そんなときに便利なのが、パソコンやスマートフォンを使っていつでも年金の最新情報を確認できる「ねんきんネット」です。

 

過去の詳細な加入記録をすべて閲覧できるだけでなく、将来の年金額をシミュレーションしたり、各種の申請手続きもオンラインで行ったりすることができます。「ねんきんネット」を利用するには、まず初回登録が必要です。登録方法は大きく2つあります。

 

1つ目はマイナンバーカードを使ってマイナポータルから登録する方法です。マイナンバーカードをお持ちであれば、すぐに利用開始できます。

 

2つ目は「ねんきんネット」のユーザIDを取得する方法で、マイナンバーカードがない方やマイナポータルの操作がよくわからない方に向いています。こちらの場合、基礎年金番号とメールアドレスが必要です。

 

アクセスキーが手元にある場合は、そのアクセスキーを使って申し込めば、24時間以内にメールアドレス宛にユーザIDが発行されます(アクセスキーは「ねんきん定期便」に記載されています)。アクセスキーがわからない場合は、申し込み後、5営業日程度でユーザIDを知らせるハガキが届きます。

 

【出典】日本年金機構:「ねんきんネット」による年金記録の確認
[図表1]ねんきんネット イメージ 【出典】日本年金機構:「ねんきんネット」による年金記録の確認

 

 

服部 貞昭

新宿・はっとりFP事務所 代表

エファタ株式会社 取締役

 

※本連載は、服部貞昭氏の著書『知れば知るほど得する年金の本』(三笠書房)から一部を抜粋・編集したものです。

知れば知るほど得する年金の本

知れば知るほど得する年金の本

服部 貞昭

三笠書房

登録者10万人超のYouTubeチャンネル「お金のSOS」を運営するファイナンシャル・プランナーが「年金」を徹底解説! 年金は「65歳」で受け取るもの――。この常識が、あなたの老後の足かせになるかもしれない。 じつは年金…

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