「どうせすぐ死ぬからいいんです」年金30万円・67歳独身男性、老後資金を貯めず気ままなリタイア生活に突入も…ゴルフ中に直面した“まさかすぎる想定外”、とどめを刺した〈自宅前6段の階段〉【FPが解説】

「どうせすぐ死ぬからいいんです」年金30万円・67歳独身男性、老後資金を貯めず気ままなリタイア生活に突入も…ゴルフ中に直面した“まさかすぎる想定外”、とどめを刺した〈自宅前6段の階段〉【FPが解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

老後の暮らしが豊かであっても、病気や介護といった転換点では、数百万〜数千万円単位の「まとまった資金」が瞬時に求められます。本記事では合同会社エミタメの代表を務めるFPの三原由紀氏が、田中誠さん(仮名)の事例から、長寿化社会における「住まいの終活」の重要性について考えます。※相談事例は本人の許諾を得てプライバシーのため一部脚色しています。

老後資金で見落とされがちな「住まい」という問題

田中さんは現在、自宅で生活を続けながら住まいを検討しています。

 

サ高住のほかにも、住宅型有料老人ホームや自宅の賃貸活用など、選択肢はいくつかあります。老後資金というと、多くの人は「毎月の生活費」を思い浮かべるでしょう。確かに食費や光熱費など日々の支出は重要です。

 

しかし年齢を重ねると、大きく変わる可能性があるのが住まいです。体調を崩したとき、一人暮らしを続けられるのか。見守りや介護サービスが必要になったとき、どこに住むのか。その選択によって必要な資金は大きく変わります。

 

短命家系だと信じていた田中さんですが、67歳で脳梗塞を経験しながらもいまなお自宅で暮らしています。

 

「思ったより長く生きる」——それは、いまや多くの人に共通する現実です。老後の住まいにかかる費用は「発生するかどうか」ではなく「いつ、いくら必要になるか」を想定しておくことが大切です。持ち家がある場合でも、資産価値・売却のしやすさ・バリアフリー対応の可否を元気なうちに一度確認しておきましょう。

 

施設への住み替えには、数百万円〜数千万円の初期費用がかかることもあります。貯蓄と自宅の資産価値を合算した「手持ちの選択肢」を把握しておくだけで、いざというときの判断が大きく変わります。老後資金を考えるとき、生活費だけでなく住まいの将来まで視野に入れているでしょうか。いまの住まいは10年後、20年後も暮らし続けられる場所なのか——。一度確認してみる価値がありそうです。

 

 

三原 由紀

合同会社エミタメ

代表

 

 

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