親としての見栄も…はっきり伝えた結果
良子さんが娘にハッキリ「NO」と言えなかった理由。それは、可愛い娘にできる限りのことをやってあげたいという親心でした。同時に「家計に余裕ないと思われたくない」という、親としての見栄があったのも事実でした。
しかし、良子さんは腹をくくります。ある日、娘からの来訪予告のLINEにこう返しました。
『待ってるよ! でも、お米や日用品はもう渡せない。私たちも年金生活が厳しくなってきたの。わかってね』
送信ボタンを押すまで迷い、返信が来るまでの間も少し緊張したといいます。しかし、返ってきた言葉は優しいものでした。
『ごめんね! もらえたら助かるから、つい。年金暮らしといっても、お母さんとお父さんは余裕あるんだなって思ってた……』
娘に悪気はなかったのです。ただ、親が「まだ大丈夫」という顔をし続けていたから、甘えていただけ。親が「ここまではできるけど、ここからは無理」とラインを引かない限り、子どもはその境界線が見えないのです。
愛を「お金」で証明する必要はない
もし娘や息子からのおねだりに心が重くなったら、一度立ち止まって考えてみましょう。
子どもや孫が本当に求めているのは、高いゲーム機や豪華なテーマパーク、食材でしょうか。ほとんどの場合、穏やかに笑い、自分たちを温かく迎えてくれる「元気な祖父母」との時間のはずです。
実家を「無料の補給基地」にさせておくのは、娘の自立を妨げ、自分たちの老後を壊すことにつながります。それは「愛情」ではなく、未来の破綻を先送りしているだけかもしれません。
お金を使う最優先は、自分たちの自立した生活。その割り切りこそが、巡り巡って家族みんなの幸せを守ることになるはずです。
注目のセミナー情報
【税金】3月11日(水)開催
【ヒロ税理士が徹底解説】高所得者の所得税対策
「自己資金ゼロ」で短期償却~年間400万円以上の手取りUPも~
【海外不動産】3月18日(水)開催
5つ星ホテル 『ドルチェ ペニソラ クアンビン』第二期募集開始!
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
