「孫だから当然」という空気への本音
義娘は言います。
「おじいちゃんおばあちゃんが一番安心だから」
息子も言います。
「近くに住んでるしさ」
その言葉に悪意はありませんでした。けれど高橋さんは本音をこぼします。
「嫌なわけではないんです。でも毎日はしんどい」「助けたい気持ちはありますが、義務じゃないはずなんです」
孫との交流は、高齢者の幸福感を高める側面があります。しかし頻度や役割が固定化すると、生活リズムや体力、家計への影響も生じます。
家族関係は距離でかたちが変わります。近さは安心を生みますが、役割の境界を曖昧にもします。
孫に囲まれる喜びと負担は、同時に存在し得るもの。高齢夫婦の暮らしは、家族との距離の中で静かに変化していくのかもしれません。
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