(※写真はイメージです/PIXTA)

親の介護は、同居や在宅サービスだけでなく、施設入居という選択肢によって負担が軽くなることがあります。一方で、入居後に「費用」や「手続き」をめぐって家族が新たな課題に直面することもあります。厚生労働省『令和4年 国民生活基礎調査』では、主な介護者は女性が多く、家族内で介護負担が偏りやすい実態が示されています。

「やっと眠れる」…義母の施設入居で肩の荷が下りた

「もう限界でした。夜中に呼ばれるたび、心臓が跳ねて」

 

そう語るのは、パート勤務の由美さん(仮名・52歳)です。夫(仮名・55歳)と二人暮らし。義母の春子さん(仮名・79歳)は要介護3で、年金は月16万円。転倒や失禁が増え、見守りが必要になっていました。

 

同居していたわけではありません。それでも夫が「母は家がいいから」と言い続け、通院・買い物・食事の差し入れ・夜間の呼び出しは、いつの間にか由美さんの役割になっていきました。

 

「あなたが一番優しいから頼りになるのよ」

 

義母のその言葉が、由美さんを縛りました。

 

半年以上かけて探し、ようやく受け入れ先が決まります。要介護3のため、介護保険施設(特別養護老人ホーム等)への入居が現実的でした。

 

入居直後、由美さんは久しぶりに深く息を吐いたといいます。

 

「ごはんを作って、怒鳴られなくていい。夜中の電話に怯えなくていい。こんなに静かな夜、何年ぶりだろうって」

 

施設費用は、年金から賄える範囲だと聞いていました。夫も言いました。

 

「母の年金で足りるって。俺たちが抱える話じゃない」

 

由美さんは、その言葉を信じました。

 

入居から8ヵ月。施設から夫に連絡が入りました。

 

「ご家族にお伝えしたいことがあります」

 

由美さんは嫌な予感がしたといいます。体調は安定し、生活も落ち着いていると聞いていました。

 

しかし職員の言葉は、予想外のものでした。

 

「要介護認定の更新結果が出まして…要介護2に改善されました」

 

夫婦は顔を見合わせました。

 

「それって、いいことですよね?」

 

由美さんがそう言うと、職員は静かに続けました。

 

「特養は原則、要介護3以上が入所対象になります。要介護2の場合、継続入所はできません」

 

由美さんは言葉を失いました。

 

「え…退去、ということですか?」

 

「はい。在宅または他施設への移行をお願いすることになります」

 

 \3月20日(金)-22日(日)限定配信/
 調査官は重加算税をかけたがる 
相続税の「税務調査」の実態と対処法

次ページ「そんなことがありえるの?」
カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
川柳コンテストの詳細はコチラです アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 石福金属工業のお知らせ 不動産小口化商品の情報サイト「不動産小口化商品ナビ」はこちらです 特設サイト「社長・院長のためのDXナビ」はこちらです 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧