日米レートチェックは「衆院選対策」か…選挙後の「円安再燃」に警戒。円安要因と米ドル安要因の〈綱引き〉で方向感欠ける展開に【2月の米ドル/円「151~161円」の根拠】

2月3日~9日の「FX投資戦略」ポイント

日米レートチェックは「衆院選対策」か…選挙後の「円安再燃」に警戒。円安要因と米ドル安要因の〈綱引き〉で方向感欠ける展開に【2月の米ドル/円「151~161円」の根拠】
(※画像はイメージです/PIXTA)

1月の米ドル/円は1ドル=160円目前まで上昇したあと、日米当局の「レートチェック」観測を受けて152円割れ目前まで急落し、米ドル安の新局面入りが意識されました。一方で、円安抑制が「衆院選対策」との見方もあり、選挙後の政策スタンス変化には注意が必要です。円安圧力と米ドル安圧力が綱引きとなるなか、2月の相場はどのように展開するのでしょうか。マネックス証券チーフFXコンサルタント・吉田恒氏が予想します。

円高要因は限定的か…日本の財政懸念なお根強く

今回、日米の「レートチェック」をきっかけに米ドル安・円高が大きく進みましたが、米ドル/円単体でみると、ここからさらに米ドル安・円高が進む余地は限られている可能性があります。

 

これまで続いてきた日米金利差(米ドル優位・円劣位)の縮小は、米利下げが一段落したことで一巡感が出ています(図表4参照)。今後は、ユーロ高・米ドル安の動きがどの程度米ドル/円に波及するかが、さらなる米ドル安・円高のカギを握ると考えられます。

 

出所:LSEG社データよりマネックス証券が作成
[図表4]米ドル/円と日米金利差(2025年9月~) 出所:LSEG社データよりマネックス証券が作成

 

他方、この間の米ドル高・円安をけん引してきたのは、日本の財政リスクへの懸念を受けた長期金利上昇でした(図表5参照)。8日に予定されている衆院選挙では、与野党ともに消費税減税を公約に掲げており、財政懸念は後退するよりむしろ強まる可能性すらある状況です。

 

そのため、もし円高が伸び悩むようであれば、こうした財政懸念が再び円安を促す材料となる可能性がまだ残っているといえます。

 

出所:LSEG社データよりマネックス証券が作成
[図表5]米ドル/円と日本の長期金利(2025年11月~) 出所:LSEG社データよりマネックス証券が作成

 

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