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「時間」を味方につけることが、資産を増やす近道
では、予測が難しい投資の世界で、どうすれば失敗のリスクを減らして資産を増やしていけるのか。その答えの1つが、「時間を味方につけること」です。
短期的な価格の上昇や下落に一喜一憂するのではなく、年単位、時には数十年単位と長い目で資産の成長を見守っていく。遠回りのようで、実はこの姿勢がゴールに辿り着くための強力な武器となります。
例えば、私が10年前に初めてフィリピンで購入した不動産は、現在では元値よりも大幅に値上がりし、約2.5倍になっています。
もちろん、この10年の間にはフィリピン経済にもさまざまなアップダウンがありました。しかしながら、長期的に見れば、経済成長によって資産価値は着々と上昇したのです。また、時間を味方につけてコツコツ不動産を買い続けている人にとっては、短期的な多少の値下がりは問題にならず、むしろ購入単価を抑えられるチャンスになることもあるでしょう。
短期で勝負すれば負けることもありますが、中長期でじっくりと構えていれば、負ける確率は格段と低くなります。時間は最大の味方になる。私は失敗経験から、その事実を学ぶことができました。
不本意な売却を避けるために重要な「投資資金」の備え
ただし、この「時間」という武器を活かすには、必要な条件が2つあります。1つは、「相場が悪い局面でも売らずに持ち続ける選択を取れるかどうか」です。
長期投資で失敗する大きな要因は、株価や評価額が暴落した際に「もっと下がってしまったらどうしよう」といった恐怖や焦りに駆られてつい売ってしまうこと。あるいは、急な出費でやむなく資産を切り崩すといった不本意な売却なのです。それでは、時間を味方につけることはできません。
中には損切りを早く行うという、プロの投資家の方もいるでしょう。日々トレードしているような人たちはそのマインドでいいと思いますが、そうではない人たちが損切りのタイミングを見極めるのは非常に難しいと思います。
そこで大切になってくるのが、「日々の生活費や万一の備えとなるお金は、投資に使うお金とは別に備えておく」ことです。それはすなわち、いつでも現金化できる流動性の高い資産を確保しておくことであり、長期投資を成功させるための生命線とも言える重要なことなのです。
特に、不動産のように売却に時間のかかる流動性の低い資産を持つ場合、ポートフォリオ全体で流動性のバランスを管理することが、より一層重要となります。
