本記事は、マネックス証券株式会社が2026年1月23日に公開したレポートを転載したものです。
選挙は水物、予断は禁物
勝敗ラインとした「自民・維新で過半数」は大丈夫だと思うが、なにぶん「選挙は水物」である。こればかりは下駄をはくまでわからないので予断は禁物だ。
高市首相は「進退をかける」と発言したが、それは負けたら総理を辞任するということではないだろうと思う。
「衆議院選挙は政権選択選挙と呼ばれます。自民党と日本維新の会で過半数の議席を賜れましたら、高市総理。そうでなければ、野田総理か、斉藤総理か、別の方か。間接的ですが、国民の皆様に内閣総理大臣を選んでいただくことにもなります」
「そうでなければ」というのは、自民・維新で過半数いかなければ、首相指名選挙で必ず勝つ保証はない、といっているにすぎないので、それはこれまでどおり、「少数与党」の党首として総理を継続する目もあるということだ。
少し心配し過ぎかとも思うが、なにぶん(くどいが)「選挙は水物」、特に心配なのが、高市首相の人気(支持率)は高いが、自民党はそうではないということだ。これまで選挙で自民が破れてきた理由の「政治とカネ」の問題の禊が済んだとは到底いえないからだ。この点が非常に心配である。
マネックス証券株式会社
チーフ・ストラテジスト
1963年東京生まれ。上智大学外国語学部卒業。神戸大学大学院・経済学研究科・博士後期課程修了。
博士(経済学)。日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、社会構想大学院大学教授。
大手証券会社、銀行系投資顧問、外資系運用会社など様々な金融機関でファンドマネージャー、ストラテジスト等を歴任。40年にわたって証券市場の最前線で働く。
好きな言葉はロベルト・バッジョの「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気のある者だけだ」。予想を外すかもしれない不安と戦いながら、今日もマーケットという名のピッチに立ち続ける。
テレビ・ラジオのコメンテーターとしてメディアで活躍するほか、著書、論文、寄稿など多数。
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連載【広木隆・チーフストラテジスト】ストラテジーレポート/マネックス証券株式会社