(※写真はイメージです/PIXTA)

定年退職後の楽しみとして、旅行や趣味を挙げる人は少なくありません。金融広報中央委員会『家計の金融行動に関する世論調査(2023年)』によれば、60代の2人以上世帯の金融資産保有額(平均値)は約2,026万円にのぼり、「老後は安心」と考える人もいるでしょう。しかし、どれほど備えがあっても、家族の“想定外の出来事”によって老後資金の使い道が大きく変わることがあります。

娘の突然の帰省と、涙の告白

「えっ、離婚するって……?」

 

65歳の山本和子さん(仮名)は、当時の衝撃を今も忘れられないと話します。和子さんと夫の浩一さん(仮名・68歳)は、数年前に浩一さんが退職し、退職金2,500万円を受け取りました。住宅ローンも完済し、老後の生活に必要な年金も月額23万円ほど。「あとは夫婦でゆっくり国内外を旅して回るだけ」と夢を描いていたといいます。

 

ところがその矢先、30代の一人娘・理恵さん(仮名)が、2歳の息子を連れて突然実家に戻ってきました。

 

「夫が家を出ていったの。もう、やっていけない……」

 

理恵さんの言葉に、夫婦は言葉を失いました。

 

理恵さんの夫は家を出たきり音信不通に。実家での同居が始まりましたが、すぐに課題が山積みになりました。まず、理恵さんは正社員として働いていましたが、保育園の送迎や病児対応が難しく、退職を余儀なくされました。

 

生活費に加え、シングルマザーとしての再出発には、家電や育児用品の買い直し、転園費用、住民票の移動手続きなど、細かい出費が重なっていきます。

 

「娘と孫に罪はないから……。結局、私たちの老後資金を使うことになりました」

 

浩一さんは、冷蔵庫に貼った旅行パンフレットを見つめながら、そう語ります。

 

理恵さんは復職を断念し、現在は非正規での再就職を模索中。孫の入園費や医療費などの支出も増え、年金収入だけでは賄えず、貯蓄を取り崩す生活が続いています。

 

「娘の離婚でここまでお金がかかるとは想像していませんでした。退職金のうち、1,000万円近くをこの3年で使ってしまいました」

 

和子さんは、旅行や趣味に使う予定だった資金が、いつの間にか“生活防衛費”へと変わっていった現実を振り返ります。

 

次ページ“老後”がここまで変わるとは…「旅行なんて、もう無理よね」
カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
川柳コンテストの詳細はコチラです アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 石福金属工業のお知らせ エンパワー2月5日セミナーへの誘導です 不動産小口化商品の情報サイト「不動産小口化商品ナビ」はこちらです 特設サイト「社長・院長のためのDXナビ」はこちらです 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧