“老後”がここまで変わるとは…「旅行なんて、もう無理よね」
「娘や孫がいるのは嬉しい。でも、夜泣きや騒がしさで寝不足になったり、食費や光熱費が跳ね上がったり……。本音では、しんどい部分もあります」
「親として支えるのは当然。でも、“私たちの老後”がここまで変わるとは、やはり悔しい気持ちもあります」
浩一さんは、娘の離婚を責めているわけではありません。しかし「誰の人生なのか」が分からなくなり、心の整理がつかないまま日々を過ごしていると語ります。
家族を支えることは尊く、かけがえのないことです。しかし、老後資金の前提が“家族に何も起きない”という想定に立脚しているなら、それは極めて不安定な設計だと言えます。
総務省『家計調査(2024年)』によると、高齢夫婦のみ・無職世帯の月平均支出は約25.6万円。一方、年金などの可処分所得は約22.2万円にとどまり、月平均3.4万円の赤字が生じている現状もあります。
「旅行なんて、もう無理よね。でも、孫の笑顔を見ていると、これはこれでよかったのかも……と思いたいんです」
そう語る和子さんの声には、ほんの少しのあきらめと、それでも家族を思う優しさがにじんでいました。
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