(※写真はイメージです/PIXTA)

不動産経済研究所『首都圏 新築分譲マンション市場動向 2025年10月』によると、首都圏新築マンションの平均購入価格は1億円を突破。中でも都市部のタワーマンションは高値を維持し、「今のうちに買わなければ」という焦りが、住宅購入の決断を早める要因にもなっています。家は“住まい”であると同時に“資産”でもあるという意識が高まるなか、価格、立地、環境、将来性を天秤にかけ、「湾岸エリアのタワマン」を諦める選択をする世帯も少なくありませんが…。“郊外の低層マンション”を選んだ共働き夫婦のその後をみていきます。

「子育て環境」のため郊外の低層マンションを選んだが…

東京都心から電車で約40分。閑静な住宅街にある築浅の低層マンションで暮らすのは、佐野翔太さん(仮名・38歳)とその妻・真理子さん(仮名・37歳)です。夫婦共に大手企業勤務で、世帯年収はおよそ1,200万円。2人は結婚後、子どもを見据えてマイホームの購入を検討しました。

 

「ちょうどコロナ禍の直後で、湾岸エリアの新築タワマンがまだ“手の届く価格”だった時期でした。モデルルームも見学しましたし、駅直結・商業施設併設の便利さにかなり惹かれました」(真理子さん)

 

しかし最終的に2人が選んだのは、郊外の低層マンション。決め手は「子育て環境」でした。

 

「自然も多くて、学校や公園も整っている。価格もタワマンより2割ほど安くて、管理費・修繕積立金も抑えられる。今だけじゃなく“10年後”の暮らしを考えたつもりでした」(翔太さん)

 

ところが、郊外マンションに引っ越して3年が経った頃、2人はネットでかつて検討していたタワマン物件が「当時より2,000万円以上も値上がりしている」ことを知ります。

 

「正直、ショックでした。あのとき買っていれば、今の資産はまったく違っていたはず。それに、私たちの住んでいる地域はこの3年でほとんど地価が上がっていないんです…」(真理子さん)

 

翔太さんもこう振り返ります。

 

「当時は、湾岸タワマンなんて“バブルだ”と思っていたんです。でも、今は周囲の友人が『あれは“資産”になるから多少無理してでも買うべきだった』と言っている。住宅ローンは同じでも、資産価値の差は広がる一方です」

 

2人にとってもう一つの誤算は、テレワーク制度の見直しでした。

 

「コロナ後も在宅勤務が続く前提で郊外を選びました。でも最近は出社回帰の流れで、週4日出社。通勤時間がかなりの負担になっています」(翔太さん)

 

国土交通省『令和6年度 住宅市場動向調査』によれば、分譲集合住宅購入者のうち「立地環境」を重視した人は53.8%、「交通の利便性」を重視した人は43.7%にのぼります。

 

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