(※写真はイメージです/PIXTA)

金融広報中央委員会『家計の金融行動に関する世論調査(2023年)』によれば、60代の二人以上世帯の金融資産保有額(平均値)は2,026万円で、退職金を含めた資産形成がある程度できている人も少なくありません。一方で、そうした“余裕のある層”でも、人生の後半で「思い描いていた暮らし」と「現実」のギャップに戸惑うケースは少なくないものです。

「もっと誰かとつながっていれば…」

「あのとき、もし誰かと一緒に旅をしていたら、今でも思い出を語り合えたかもしれません」

 

旅そのものに後悔はないとしながらも、「使ったお金以上に、時間と人とのつながりをどう築くかを考えるべきだった」と振り返ります。

 

「別に、子どもがほしかったとかじゃないんです。けれど、地域のサークルでもいいから、もっと人と関わっておけばよかったかなって。今からでも遅くないとは思っているんですけど、やっぱり孤独って、急に押し寄せてくるんですよね」

 

内閣府『高齢社会白書(令和6年版)』では、65歳以上の高齢者のうち約半数が「孤立死を身近に感じる」と回答しています。誰にも看取られずに亡くなることへの不安が、高齢期の現実的な懸念として広がっていることがうかがえます。豊かな資産があっても、それだけでは“幸福な老後”が保証されるわけではありません。

 

現在、美代子さんは近所のボランティア団体に参加し、週に数回、子ども食堂の手伝いや高齢者施設への読み聞かせ活動をしています。

 

「今は“誰かの記憶に残ること”を大切にしたいと思っているんです。あの旅で得た贅沢も思い出だけど、今の時間もちゃんと“贅沢”だって思えるようになりました」

 

退職金を使って世界一周をした美代子さんのように、「自分のために」お金を使う老後も決して間違いではありません。ただしその先に何を得るのか、どんな気持ちで日々を迎えるかによって、豊かさの感じ方は大きく変わるのかもしれません。

 

「お金は使えば減る。でも、心の中に残るものは、案外ずっと残るものなんですね」

 

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