(※写真はイメージです/PIXTA)

トランプ大統領が2025年12月18日に署名した複数の大統領令のなかには、連邦職員の休日拡大や医療用大麻研究の促進といった、一見すると脈絡のない政策が並んでいます。しかし、その背景を読み解くと、そこには「税制」を軸とした明確な狙いが見えてきます。特に医療用大麻をめぐる薬物分類の見直しは、研究開発投資や企業収益、さらには雇用創出にまで影響を及ぼす可能性を秘めています。本稿では、年末の異例の休日措置から大麻政策の転換まで、トランプ政権の大統領令がもたらす実務的インパクトを整理します。

ゴールドオンライン新書最新刊、Amazonにて好評発売中! 

データで読み解く「日本経済」のリアル【エンタメ・スポーツ・事件編】
宅森昭吉(著)+ゴールドオンライン(編集)

データで読み解く「日本経済」のリアル【季節&気象・マインド・おもしろジンクス編】
宅森昭吉(著)+ゴールドオンライン(編集)

富裕層の資産承継と相続税 富裕層の相続戦略シリーズ【国内編】
八ツ尾順一(著)+ゴールドオンライン(編集)

 

シリーズ既刊本も好評発売中 → 紹介ページはコチラ!

 

薬物分類見直しの“本当の狙い”

それでは、今回の薬物分類見直しの本当の狙いはなんなのでしょうか。実は、最大の影響を受けるのは税制です。米国税法では、Schedule Iに分類される薬物を取り扱う事業者については、原則として事業に必要な経費を損金算入できないとされています。

 

たとえば、売上が100万ドル、経費が80万ドルの企業を想定します。通常の企業であれば、課税所得は20万ドルとなり、法人税率21%を適用すると、税額は4万2,000ドルです。

 

しかし、Schedule Iに該当する薬物を扱う企業の場合、80万ドルの経費が控除できないため、100万ドル全額に課税され、税額は21万ドルとなります。これは、本来の利益20万ドルを上回る税負担であり、事業としては事実上成り立たない水準といえるでしょう。

 

このような状況を踏まえると、今後、医療用大麻の研究を行う企業は、税務上・ビジネス上の両面で大きな転機を迎える可能性があります。さらに、トランプ政権の「One Big Beautiful Bill Act(OBBBA)」による税制改正により、研究開発(R&D)費用を全額経費計上できる制度が導入されました。

 

これにより、大麻を活用した医療研究への投資が一段と活発化し、雇用の拡大や医療分野での技術革新が進む可能性があります。

 

将来的には、この分野からユニコーン企業が誕生することも十分に考えられるでしょう。日本ではなかなか想像しにくい動きですが、アメリカならではの政策転換が、新たな産業を生み出す契機となるかもしれません。

 

 

奥村 眞吾
税理士法人奥村会計事務所
代表

 

 

カメハメハ倶楽部セミナー・イベント

【1/27開催】
「揉めない遺言」の作り方~まるっと解説<実例集>

 

【1/27開催】東大法学部卒・オックスフォード大学MBAの
国際弁護士が「海外活用術」を伝授
書籍『富裕層3.0 日本脱出』+α解説セミナー

 

【1/28開催】令和8年度の税制改正に対応!
不動産オーナーのための「経営戦略」
“不動産価格高騰“と“家賃停滞”のギャップ…
「資産インフレ貧乏」からの脱出シナリオ

 

【1/29開催】最新の案件情報も!
一部の企業オーナーが実践している“法人向け決算対策”
「日本型オペレーティングリース投資」基礎講座

 

 

カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
川柳コンテストの詳細はコチラです アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 石福金属工業のお知らせ エンパワー2月5日セミナーへの誘導です 不動産小口化商品の情報サイト「不動産小口化商品ナビ」はこちらです 特設サイト「社長・院長のためのDXナビ」はこちらです 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧