(※写真はイメージです/PIXTA)

FIRE(Financial Independence, Retire Early)という言葉が浸透しつつあります。早期リタイアと聞くと、「1億円の資産形成」「海外移住」「優雅なセミリタイア生活」といったイメージを思い浮かべる人も多いでしょう。しかし実際には、都市部を少し離れ、支出を極限まで抑えることで、“まったく違う形のFIRE”を実現している人もいます。家賃2.5万円。駅から徒歩25分。築40年の一軒家。そんな慎ましい住まいを選び、「贅沢しない自由」を手に入れた女性がいます。

FIREに必要なのは“資産”だけではない

FIREというと、「30代で資産1億円」「株式配当だけで生活」といった“資産規模ありき”のスタイルが注目されがちです。しかし、実際にはそこまでの資産を築ける人はごく一部に限られます。

 

金融広報中央委員会『家計の金融行動に関する世論調査(2023年)』によると、30代単身世帯の金融資産額平均は594万円、中央値は100万円。多くの人にとって「億単位の資産」は現実的な目標とは言い難いのが実情です。

 

そうした中で、高梨さんはFIREを別の角度から捉えています。

 

「資産がなくても、支出を抑えて、自分の時間を増やすだけでも、FIRE的な暮らしはできると思うんです。大事なのは、“どこまでを自分の自由とするか”じゃないでしょうか」

 

住居費や固定費を抑えられれば、「フルタイムで働かなくても生活が回るライン」は、決して非現実的な数字ではありません。華やかなFIREが話題になる時代だからこそ、あえて“贅沢をしない自由”を選ぶ生き方には、別の現実味と強さがあります。

 

時間がある。静けさがある。誰にも急かされず、自分のペースで一日を使える。それだけで、人は意外なほど満ち足りることがあるのです。

 

「ここが、私の理想郷です」

 

志保さんの言葉には、資産額では測れない、静かだけれど確かな“FIREの本質”が込められているようでした。

 

 \6月16日(火)開催/
「相続税の税務調査」

調査対象に選ばれる人・選ばれない人

※本記事のインタビューではプライバシーを考慮し、一部内容を変更しています。

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