(※写真はイメージです/PIXTA)

FIRE(Financial Independence, Retire Early)という言葉が浸透しつつあります。早期リタイアと聞くと、「1億円の資産形成」「海外移住」「優雅なセミリタイア生活」といったイメージを思い浮かべる人も多いでしょう。しかし実際には、都市部を少し離れ、支出を極限まで抑えることで、“まったく違う形のFIRE”を実現している人もいます。家賃2.5万円。駅から徒歩25分。築40年の一軒家。そんな慎ましい住まいを選び、「贅沢しない自由」を手に入れた女性がいます。

FIREとは「“これ以上ムリしなくていい”と言える状態」

関東の郊外に暮らす高梨志保さん(仮名・36歳)。駅から徒歩25分、バス便も限られた場所にある築古の貸家で、ひとり暮らしを始めて3年目になります。

 

「FIREっていうと“成功者”の証みたいに語られるけど、私にとっては“精神の自立”のほうが大きかった。お金は多くないけど、時間も心も自分のものになった気がしています」

 

かつては都心のWeb制作会社でフルタイム勤務。年収は約480万円。過酷な納期、長時間労働、人間関係のストレスにより、心身に不調をきたして退職を決意。

 

「“逃げた”というより、“選んだ”という感覚です」

 

現在の生活費は、月11万円前後。内訳は以下の通りです。

 

家賃:2.5万円

食費:2.5万円(自炊中心)

光熱費:1.2万円

通信費:0.5万円

雑費・交際費・その他:4万円

 

収入は、元同僚から受託している在宅ワーク(月5〜6万円)と、失業期間中に積み立てた貯蓄とインデックス投資の取り崩し。

 

「都内のワンルームでは月8万円払っても狭くてうるさかった。でも今は、静かで緑があって、縁側もあって…“贅沢じゃない自由”を味わっています」

 

物件は市の空き家バンク経由で見つけたもの。リフォーム済で水回りも綺麗だったといいます。

 

「当初は『駅から遠い』『車がないと不便』と親に反対されたけど、徒歩でもスーパーもあるし、仕事もリモート。むしろ“人が来にくい”から快適です」

 

地方移住という選択肢もあったそうですが、「東京との距離感」と「医療・インフラの安心感」から関東郊外を選びました。

 

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※本記事のインタビューではプライバシーを考慮し、一部内容を変更しています。

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