(※写真はイメージです/PIXTA)

2024年に始まった「新NISA」は、非課税保有限度額が大幅に拡充され、つみたて投資枠と成長投資枠が併用できる、かつてない“使いやすい”制度として注目されています。金融庁は「長期・積立・分散」を軸に、若年層からの資産形成を推奨していますが、制度の恩恵を受けられるのは若い世代だけではありません。一方で、高齢期に入ってから投資を始めた人のなかには、「思ったほど増えなかった」「取り崩すタイミングが難しい」と感じるケースもあります。制度そのものは優れていても、使う“タイミング”によって効果が大きく異なるのです。

「積立は正解だと思う。でも、始めるには遅すぎたかも…」

「老後の生活費を少しでも補えたらと思って、新NISAを始めたんです。でも最近、“これは今から始めるものじゃないのかも”って思い始めていて…」

 

そう話すのは、東京都内に住む72歳の元会社員・佐伯正志さん(仮名)。昨年末に退職金を受け取り、年金とあわせて月20万円弱の生活を送っています。物価高が続くなか、「資産が減る不安」から投資を検討し、2024年から始まった新NISAを使って、つみたて投資枠でインデックス型の投資信託を毎月3万円分購入しています。

 

「“積立ならリスクが低い”って聞いて安心したし、最初の半年は楽しくて。けれど最近、運用益が出る前に取り崩しが必要になるかもしれないと気づいたんです」

 

新NISAは、非課税で保有できる期間が無期限となり、生涯の非課税投資枠も大幅に拡充されたことで、長期にわたって運用益を非課税で積み上げられる点が最大の特長です。しかし、長期・積立投資が真価を発揮するのは「10年〜20年スパンで運用を続けられること」が前提。72歳の佐伯さんがこのまま10年積み立て続けたとしても、資産が増え始める前に取り崩しが必要になる可能性があります。

 

「医療費や介護費のことを考えると、70代後半からは“備えるより備えたものを使うフェーズ”に入る気がしていて…。NISAで積み立てているお金を“今すぐ使えるお金じゃない”と思うと、ちょっと不安になってきました」

 

佐伯さんはつみたてNISA時代(旧制度)から継続して投資をしていたものの、本格的に投資額を増やしたのは新NISA開始後です。ところが、世界経済の影響で市場が変動するなか、「今売れば損をする」「でも急にお金が必要になるかもしれない」というジレンマに悩むようになりました。

 

「投資って、“使う時期が未定の人”には向いていると思うんです。でも僕は“あと何年生きるか”が前提にあるから、下がっているときに売れないし、上がるのを待つ時間もあまり残っていない」

 

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