なんということを…。年金月21万円・貯蓄1,500万円で暮らす74歳主婦、「めんどくさい」と孫を遠ざけるも、“心底後悔”したワケ

なんということを…。年金月21万円・貯蓄1,500万円で暮らす74歳主婦、「めんどくさい」と孫を遠ざけるも、“心底後悔”したワケ

年金月21万円、貯蓄1,500万円。佐藤啓子さんは、慎ましくも安定した老後を送っていました。しかし、孫の訪問にかかる出費と疲労に、ふと抱いた「来なければ楽なのに」という本音。その思いは、思いがけない形で現実になります。失ってから気づいたものとは――? 見ていきましょう。

「なんて馬鹿なことを……」後悔に項垂れるワケ

息子夫婦が離婚したのです。原因は息子の浮気。孫は、母親であるお嫁さんのもとへ行き、それ以来、啓子さんの家に来ることはなくなりました。

 

その結果、啓子さん夫婦の「孫出費」はなくなり、気疲れもしません。静かな日常が戻りました。しかし、啓子さんは激しく後悔をしたのです。

 

「来なくていいなんて、なんて馬鹿なことを思っていたのでしょう」

 

孫の成長する姿を、もう間近で見ることはできません。「おばあちゃん」と呼んでくれる唯一の存在を失ったのです。別れたお嫁さんにお願いすれば叶えてくれたかもしれませんが、離婚原因を考えると「とてもじゃないが会わせる顔がない」と肩を落とします。

 

「何事もなくても、孫が『おばあちゃん』『おじいちゃん』と言って家に来てくれる時間は、それほど長くなかったはず。成長すれば距離が生まれていきますよね。それなのに、来なくていいだなんて。神様が聞いていたのではないかと……」

 

老後は、自分たちの生活を守ることが何よりも大切です。それは間違いありません。けれど同時に、失ってから初めて気づく関係があるのも事実です。

 

無理をして理想のおばあちゃんになる必要はありません。ただ、「いつでもある」と思っているものほど、実はあっけなく終わってしまうことがある――。そのことを、ほんの少しだけでも頭の片隅に置いておけばよかった。啓子さんは、今、そう感じています。

 

 

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