(※写真はイメージです/PIXTA)

高齢の親が亡くなったあと、遺産相続をめぐって家族間に亀裂が生じるケースは少なくありません。特に、実家に同居していた子どもがいる場合、「金銭の管理をしていたのでは?」「生前贈与があったのでは?」と、他の兄弟姉妹から疑念の目を向けられることがあります。国税庁『相続税の申告状況(令和5年分)』によると、令和5年には約34万人が相続税の納税者となっています。相続を「特別な人の問題」と考える時代は終わりつつあり、今や誰にとっても現実的なテーマとなっています。

「通帳は3冊、1人1冊」…違和感の始まり

「どうして、こんなに額が違うんだ?」

 

そう語るのは、東京都在住の会社員・佐藤健一さん(52歳・仮名)。85歳で亡くなった母の遺品整理のため、久しぶりに実家に集まった3人きょうだいの長男です。

 

母が残した遺産は、3冊の預金通帳。それぞれ健一さん、妹の佳子さん(49歳・仮名)、そして実家で母と同居していた次女の里美さん(55歳・仮名)に「1冊ずつ」で手渡されました。

 

表面的には「きれいに分けられた遺産」。しかし、健一さんが違和感を覚えたのは、自分に渡された通帳の金額が約80万円だったのに対し、他の2冊にはそれぞれ200万円以上入っていたことでした。

 

「通帳の総額が少ないのはまだ分かります。でも、几帳面な母が“こんなに偏った配分”をするとは思えなかったんです」

 

健一さんが特に疑念を抱いたのは、母と最後まで暮らしていた次女・里美さんの態度でした。

 

「もう、これで終わりにしよう。母さんの意志なんだから」

 

そう言って、遺品の整理を早々に切り上げたがる里美さん。納戸や押し入れを触ろうとすると、「開けなくていいってば」とやんわり制止してきました。

 

「これは何か隠してるな…」

 

そう直感した健一さんは、妹の目を盗んで2階の“旧父の書斎”へと足を踏み入れました。かつて母が父とともに管理していたという“現金出納帳”や“印鑑”があった場所です。

 

埃をかぶった引き出しを開けた瞬間――健一さんは言葉を失いました。

 

「見覚えのある封筒が、3通も入っていたんです。中を確認すると…どれも、残高100万円以上の定期預金通帳でした」

 

それは、母の死後には誰にも渡されなかった“4冊目以降の通帳”。しかも、いずれも受取人名義は次女・里美さんに設定されており、満期になると自動的に彼女に送金される仕組みになっていました。

 

「里美が独占しようとしていたとは思いたくない。でも、何も言わなかったのは事実です」

 

次ページ相続トラブルを防ぐために必要な「透明性」
カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
川柳コンテストの詳細はコチラです アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 石福金属工業のお知らせ エンパワー2月5日セミナーへの誘導です 不動産小口化商品の情報サイト「不動産小口化商品ナビ」はこちらです 特設サイト「社長・院長のためのDXナビ」はこちらです 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録