やり手の社長が「築20年・ボロボロのコインランドリー」を買い漁るワケ【税理士が解説】

やり手の社長が「築20年・ボロボロのコインランドリー」を買い漁るワケ【税理士が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

副業や節税を目的とした「コインランドリー投資」によって、全国的にコインランドリーが急増しました。近所を歩いていて「あれ、こんなところにもできたんだ」と感じたことのある人もいるのではないでしょうか。ただ、ひところに比べて落ち着いた印象のあるコインランドリー投資ですが、実はいま、情報感度の高い経営者のあいだで「中古のコインランドリー」が注目されているそうです。その理由について、税理士法人グランサーズ共同代表で公認会計士・税理士の黒瀧泰介氏が解説します。

社長が「中古コインランドリー」を狙うワケ

1.圧倒的な節税効果

新品設備導入時に「中小企業経営強化税制(即時償却)」を活用すれば、取得価額の全額を初年度に経費計上可能です(※)

(※)2023年の税制改正により「コインランドリー業又は暗号資産マイニング業(主要な事業であるものを除く)の用に供する資産で、その管理のおおむね全部を他の者に委託するもの」は適用除外となった。

 

さらに中古設備は法定耐用年数が短縮されるため、初年度に多くの金額を経費化できます。

 

【初期投資2,000万円の場合】

約80%(1,600万円)を初年度経費化 = 法人税率30%の場合、約480万円の税圧縮効果

 

2.売上実績が明確で事業計画の精度が高い

新規出店と違い、過去の売上データが残っているため、リノベーション後の見込み売上が正確に予測できます。

 

3.既存顧客がすでに付いている

長年営業してきた店舗は地域住民の生活に根付いており、一等地でなくても固定客がいます。設備が古いだけで売上が落ちている「隠れ優良物件」を発掘できるのが最大の醍醐味です。

 

リノベーションで売上を劇的に伸ばすポイント

古いコインランドリーは、見た目が暗く、両替が面倒、使いにくいなど、顧客離れの原因が明確です。これを現代風に生まれ変わらせることで、驚くほどの効果が出ます。

 

【主なリノベーション内容】

■2段式洗濯乾燥機・大型機の導入(省スペース+大物洗い対応)

■最新機器による水道光熱費の大幅削減

■キャッシュレス決済の導入(現金不要)

■スマホで稼働状況・終了通知を確認できるシステム

■無料Wi-Fi、充電コンセント、テーブル設置で待ち時間も快適に

 

実際の事例として、築20年のボロボロのコインランドリーを購入したA社長は、リノベーションによってそのコインランドリーの月商を20万円から60万円に増やしました。

 

さらに、無人冷凍食品販売スペースを併設したことで、月商は80万円に。リノベーション前の4倍にまで増加させたのです。

 

次ページ中古コインランドリー投資に潜む落とし穴

※本記事は、YouTube『社長の資産防衛チャンネル【税理士&経営者】』より動画を一部抜粋・再編集したものです。

カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
川柳コンテストの詳細はコチラです アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです 不動産小口化商品の情報サイト「不動産小口化商品ナビ」はこちらです 特設サイト「社長・院長のためのDXナビ」はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧