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奥村眞吾(著)+ゴールドオンライン(編集)
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痛みは身体からのメッセージ
腰や膝の関節に違和感や痛みを感じたとき、どのタイミングで医療機関を受診するかは大事な問題です。関節がちょっと痛むけれど安静にしていれば良くなるだろうと思い、治療を後回しにしてしまうようなこともありがちです。とりわけ高齢になるにつれ、痛みぐらいで病院に行くのは大げさだと考えたり、少しくらいの痛みは我慢したりしてしまう傾向が強くなります。我慢できないほどの痛みが出て、ようやく病院を訪れるという人は、残念ながら少なくありません。
医師としていえるのは、膝や関節に生じた痛みや違和感を、軽く考えてはいけないということです。例えば「腰が張っている」と感じたり、身体をひねると左右どちらかの腰部が痛むという症状があったりすると、たいがいの人は「昨夜の寝方が悪かったかな」と思うくらいかもしれません。しかし、どうもおかしいと感じ、その「おかしい」が数日続くようなら、原因は寝相のせいではないと考えるのが医学的には自然です。
関節痛も同じです。腰や膝、関節に起こる痛みは、〝身体からのSOS〞だと考えてください。がんのような進行性の疾病なら、身体が出しているSOSを受け流していたら取り返しのつかないことになります。では、足腰のしびれや痛みならどうかといえば、痛みを身体からのSOSと思うのであれば、放置するわけにはいきません。足腰や関節に痛みが生じ、その痛みが続くようであれば、自分の身体のなかで何が起きているかを探ってほしいと思います。
また、自分の身体だからこそ、いたわってやってほしいというのが私の願いでもあります。自分の身体をいたわる第一歩が、痛みや不調を感じたとき、でき得る限り早い段階で医療機関を受診することです。

