年末年始は「夫の実家に集合」が暗黙の了解
年末年始の長期休暇は実家(義実家)に帰省する――そんな人は少なくないでしょう。実際、年末には帰省する人で新幹線の指定席は完売、高速道路は大渋滞といったニュースが流れます。
しかし、その人たち全員が帰省に前向きかといえば、そうともいえないようです。家族に会えると純粋に楽しみにする人がいる一方で、「慣習化していて拒否できない」という人も見られます。
佐藤美紀さん(仮名・41歳)は、「自分がまさにその一人」だといいます。美紀さんは都内でパート勤務をしながら、夫と中学1年生の長女、小学5年生の長男、小学2年生の次男の5人家族で暮らしています。
夫の実家は車で片道5時間ほどの距離にあり、結婚して以来「12月30日~1月3日にかけて必ず帰る」というのが暗黙の了解になっていました。
大人・子ども合わせて総勢16人…「動物園状態」
帰省すると、待っているのは義両親2人だけではありません。義兄夫婦とその子ども3人、義妹夫婦と幼い子ども2人。大人と子どもを合わせて総勢16人が一つ屋根の下で年越しをすることになります。
家の中はとにかくにぎやか。夫いわく「動物園みたい」な状態です。美紀さん自身は一人っ子で、実家はいたって静か。家族関係が希薄化しているといわれる令和の時代に、まるで昭和のような家族に、頭では「幸せな環境」だとわかっています。
しかし、義実家に着くと、そんな気持ちを吹き飛ばすハードな時間がスタート。ほっと一息つく間もなく、近所のスーパーへ買い出しに向かうことになります。
