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失敗を恐れず、挑戦という名の「打席」に立ち続ける
富裕層というと、生まれたときから恵まれた道を歩んできたと思われがちですが、実際にはそうではありません。大きな失敗や挫折を経験していない人はほとんどいません。
ファーストリテイリング創業者・柳井正氏は、著書『一勝九敗』(新潮文庫)で、何度も失敗し、それでも挑戦をやめなかった人だけが、意味ある成功を摑めると語っています。
そしてその経験を糧に、何度でも打席に立ち続けます。その結果として、
ある経営陣の一人として長年関わっていたお客様が、自ら命を絶つという重い出来事がありました。筆者にとって初めての経験で、しばらくは胸の奥が締めつけられる日々が続きました。その方の上司であり、会社の代表を務め、経営の現場で厳しい状況を数多く経験してきた方が、かつて筆者にこう語ってくれたことがあります。
「森田さん、組織というのは、これが完璧、正解という状態はないんだよ」
起業間もない筆者は、その言葉の意味を十分に理解できませんでした。
しかし、その後、多くの組織に関わり、経営の浮き沈みを目の当たりにする中で、ようやく腹落ちするようになったのです。
組織は外部環境や人の変化によって形を変え、思わぬ出来事も起こります。だからこそ、経営者には、状況がどう変わっても対応できる柔軟さと覚悟が求められます。そのため、
打席に立ち続ければ、必然的に失敗や想定外を経験します。その過程でさまざまな可能性を想定する思考習慣が身につき、耐性や柔軟性、対応力が上がっていくのです。
ある経営者は、自らの経験をこう語ってくれました。
「やる前にあれこれ悩むよりも、その時間とエネルギーがあるなら、思い切ってドアを開けて踏み込み、行動しながら考えた方が充実します。そこで経験する失敗や悲しい出来事、うまくいかないことは、将来もっと大きなドアを開け、さらに大きな世界へ踏み込むための足場や階段になります」
富裕層は例外なく、成功の数よりも失敗から立ち上がった数の方が多い人たちです。彼らは失敗の数ではなく、そこから得たものを糧にし、それを資産として積み重ねています。
ある経営者は、資金難で諦めかけていたとき、偶然入った本屋で再会した投資家に支援をお願いし、状況を一変させました。これは非常時に思いついたアイデアではなく、日々ストック支出をして築いてきた「見えない資産」の一部が形になった瞬間です。
見えない資産とは、日々の学びや経験、人との信頼関係、思考の幅や判断力といった、数値化できない蓄積のことです。これらはすぐに成果を生まなくても、ある日突然、大きな場面で力を発揮します。挑戦を続け、経験を積み重ねること自体が、この「見えない資産」を育て、将来の自分を守る大きな武器になるのです。
知識・情報・教養への投資は、いつ役に立つかはわからなくても、確実に選択肢と対応力を広げます。
新しいことに挑戦するときに「これは何に役立つのか」と計算する必要はありません。むしろそう考えない方が、挑戦の幅は広がります。「やってみたいな」と思ったら、その体験には支出を惜しまないことです。そうした積み重ねこそが、いつでも大リーグの打席に立てる準備になるのです。
■教訓3
挑戦することで得られるのは、「耐性」や「柔軟性」。失敗や想定外の出来事そのものが人を強くします。失敗を恐れず、何度でも打席に立ち続けること。それが「見えない資産」を育て、どんなアクシデントにも対応できる力を生み出すのです。だからこそ、数回の失敗で落ち込む必要はありません。早合点して諦めないでください。
森田 貴子
株式会社ユナイテッド・パートナーズ会計事務所
パートナー・税理士
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