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社会への使命感「世のため人のため」の精神
究極的に言えば、富裕層は「社会をどう良くするか」を常に考えています。
彼らと話していて感じるのは、「自分さえ富を築ければいい、それで人生はアガリ」という発想がないことです。むしろ「これまで築いたものを社会に還元したい」という強い想いが根底にあるように見受けられます。そのため、自ら新しいビジネスを始めるだけでなく、将来有望な若者やスタートアップにも積極的に投資します。こうした行動を支えているのは、利己ではなく「世のため人のため」という価値観です。
結局のところ、「アーリーリタイアしたい」という発想がないこと自体、富裕層が富裕層であり続ける所以です。彼らは広い視野で自分自身と社会の両方を見据え、好奇心とチャレンジ精神、そして社会への使命感に突き動かされて行動し続けます。
すごろくのように「自分が上がったらおしまい」という小さな発想では、富裕層であり続けることはできません。そしてこの姿勢は、私たちにとっても学ぶべき点があります。長く働き続けることこそが、最も確実に収入を得る方法なのです。
■教訓1
「好奇心や使命感を原点に動き続ける姿勢」を持ち続けること。
それが生涯現役を可能にし、長く働き続けることで収入と可能性を広げる確実な道となります。
圧倒的な努力と行動量でやり抜いた経験がある
どんなに成功している富裕層にも、「圧倒的にがんばった時期」があります。
誰かに任せていたわけではなく、自分で汗をかき、自分の手で選択し続けてきた日々が、彼らの今を支えているのです。
「20代の記憶は、膨大な努力を要するビジネススクールでのMBA取得のとき以外は、とにかく働いていたことだけ」という話を聞いたこともあります。また、「何よりも仕事を優先させて長時間働くのは当たり前だった」「プライベートの予定はしょっちゅうキャンセルしていた」といった話は、多くの富裕層に共通したエピソードです。
心理学者でペンシルベニア大学教授のアンジェラ・ダックワース氏は、長期的な成功を決定づけるのは才能ではなく「やり抜く力(GRIT)」だと指摘しています。やり抜く力が高い人ほど成功の確率は高く、しかも才能とやり抜く力には明確な相関関係はないというのです。
つまり、誰もがこの力を意識的に鍛えれば、富裕層と同じように成果を積み上げることができるのです。
富裕層で「何かをやり抜く」という経験をしたことがない人はいないでしょう。その努力は、資金や人脈といった資産だけでなく、決断力、耐性、集中力といった見えない自分資産を、確実に育てていたのです。思い通りにならないことが多い中、想定外の出来事にも耐えられるストレス耐性、そしてそれらを成功へと結びつける行動力──これこそが彼らを支える原動力です。
投資で資産を増やしている人も多くいますが、その原資も最初からあったわけではありません。ゼロから積み上げた努力が成功を生み、その成果として資金が生まれたのです。
■教訓2
才能ではなく「やり抜く力」が成功を決定づけます。圧倒的な努力と行動を積み重ねることで、見えない自分資産が育ち、将来の大きな成果へとつながっていきます。そして、簡単にできることでも実際に行動に移す人とそうでない人とでは、人生に大きな違いが生まれるのです。
