家事支援サービス、9割が「満足」
全国32自治体と連携し、36の行政家事支援事業に参画している家事代行大手のベアーズが2025年6月に実施した自治体事業における家事代行利用調査によると、利用者のうち87.7%が「非常に満足」「満足」と回答。中でも「精神的に余裕が持てた」(86.9%)、「身体的に楽になった」(71.5%)という声が多く、単なる作業の外注ではなく、“暮らしの回復”につながっていることがわかります。 また、「家族と過ごす時間が増えた」「自分の時間ができた」と答えた人も多く、家事支援によって“時間と心のゆとり”が生まれる実態が浮かび上がっています。
一方で、家事支援サービス利用前の悩みとしては、調査では、「家事の時間が足りない」(73.8%)、「子どものお世話に追われて疲れている」(68.5%)、「体力的にしんどい/健康面に不安がある」(60.8%)、「精神的に余裕がない」(58.5%)、「育児と仕事の両立が難しい」47.7%など、切実な悩みが浮かびました。
「家事代行は贅沢じゃなくて、家族の経費だと思うようになりました。掃除が完璧に終わっているだけで、妻も僕も気持ちに余裕ができる。以前より会話も増えて、息子と過ごす時間も増えた。僕自身、ようやく“家庭の一員”になれた気がします。あ、妻への誕生日プレゼントはもちろん別でお祝いすることにしました。」(裕樹さん)
今回、佐伯さん夫婦が利用したのは民間の家事代行サービスのお試しプランだったのですが、家事代行に補助金を利用できる自治体が増えています。家事代行は“贅沢”ではなく、誰かの負担を減らし、家族の関係を守るための“社会の仕組み”の一つになりつつあります。
[参考資料] ベアーズ「行政家事支援利用者アンケート(2025年6月実施)」
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