上品で素敵な義母…長男誕生で少しずつ変化した印象
A子さん(31歳)は、地方都市に生まれ、ごく普通の会社員家庭で育ちました。一方、夫は東京都世田谷区で育った、生粋の都会っ子です。夫婦の世帯年収は約950万円(A子さんは時短社員)。子どもはひとりですが、夫婦で「二人目もほしいね」と話す日々です。
そんな夫婦が暮らすマンションに、足しげく通ってくるのが63歳の義母。上品で、いつもおしゃれな服に身を包んでいます。結婚前に紹介されたときには、「こんな素敵な人をお義母さんと呼べるなんて、うれしい」と安堵したといいます。
しかし、長男が生まれると、徐々に風向きが変わっていきました。
「幼児期は未来を決める時間なの。よい教育が大切よ」 そう言いながら、義母は高級感ただよう知的玩具や専門家の本をそっと差し出します。
表情はあくまでやわらかいのですが、妙な圧迫感がありました。そして、息子が幼稚園に入園して間もなく、義母は紙袋を抱えてやってきたのです。
