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自分でつくったホームページで幸運を呼び込む
屋号やDMの刷新に加えて、通販にかかるコストを削減する施策にも取り組み、大きな成果を得ることができました。まず、これまで外注していた通販商品の梱包作業を自ら行うことで内製化し、外注費を削減。さらに、配送業者との価格交渉によって送料の引き下げにも成功しました。これらの改善によって、温泉湯豆腐の通販における利益額は大幅に増加しました。
併せて、商品の販売促進を目的にホームページの制作にも着手しました。とはいえ、予算が限られていたため、専門業者への依頼は難しく、完全に独学で、見よう見まねで私自身が作成した簡易的なホームページでした。決済機能もなく、ごく基本的な情報を掲載するだけのものでしたが、当時はまだ企業のウェブサイト自体が珍しかった時代です。ホームページがあるというだけで、一定の先進性を感じてもらえる効果があったように思います。
このホームページには、温泉湯豆腐が過去にメディアで紹介された実績も掲載しました。件数は多くなかったものの、「メディア掲載歴がある=信頼できる商品」という印象を与えることを狙ったものです。実際、こうした“実績の見せ方”は、自社を大きく見せるための有効なテクニックの一つでもあります。さらには、「ほかのメディア関係者の目にも留まり、取材が増えるのではないか」という期待も込めて掲載していました。
小さな工夫の積み重ねでしたが、効果は明確に表れました。メディアによる紹介が注文の急増につながったケースは、この当時から現在に至るまで何度も経験しています。なかでも特筆すべき出来事が、通販強化の翌年、2001年に起こりました。
それは、漫画家・コメンテーターとして著名なやくみつるさんが、私たちの温泉湯豆腐をテレビ番組で紹介してくれたのです。このような機会に恵まれたのは、以前からご縁のあった元プロ野球選手の加藤博一さんのおかげでした。番組が放送されると、予想をはるかに上回る反響があり、注文の電話が鳴りやまない事態となりました。「2週間以上経ってやっと電話がつながった」と言われるお客様がいたほどで、メディアの力をまざまざと見せつけられました。
その後も、紹介によって一時的に注文が集中するだけでなく、徐々に温泉湯豆腐の認知が広がり、通販の売上は安定的に伸び続けました。このメディアへの露出とそれによる認知向上は、温泉湯豆腐を、知る人ぞ知る商品からご当地名物というポジションに押し上げ、倒産寸前の会社をV字回復に導く大きな原動力となったのです。
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