(※写真はイメージです/PIXTA)

定年退職後も働き続ける高齢者は増加しています。退職後の生活資金に余裕があるとは限らず、特に「夫婦のどちらかが無職」「年金のみで生活」という状況では、少しの予想外の支出が老後資金を脅かす可能性も。

夫は「家でのんびり」…そのギャップ

一方、夫・剛さんはというと、定年後は庭の手入れやテレビ鑑賞、たまの散歩を楽しむ日々。

 

「夫は腰が悪いから…といって、まったく働くつもりはないみたいなんです。でも、私から見れば“まだまだ元気”に見えるんですよね」

 

食事の準備や洗濯も、基本的には美智子さんの担当。働いて帰ってきても、「ごはんはまだ?」と言われてしまう日もあるそうです。

 

「正直、なんで私ばっかりって思うこともあります。でも、働かないと生活が回らないし、誰かがやらなきゃいけないから…」

 

総務省『家計調査(2024年)』によると、高齢夫婦無職世帯の消費支出は月25万6,521円、非消費支出は3万356円。対して収入は25万2,818円。年金だけでは3.4万円の赤字が出ており、貯金を切り崩して生活する世帯も少なくありません。

 

予期せぬ支出が重なると、「貯金を守るために再就職」という選択肢も現実味を帯びてきます。

 

「“老後はのんびり”なんて、遠い世界の話。年金も十分じゃないし、家のローンだって一部残っている。現実は甘くなかったですね」

 

勤務を始めて半年。今では、同じ年代のパート仲間とも仲良くなり、励まし合いながら働いています。

 

「最初は不安だったけど、“私でもできる仕事があった”って思えることは大きいです。少しずつでも貯金を減らさずに生活できるようになってきました」

 

老後の生活に必要なのは、「十分な年金」や「貯金」だけではありません。「想定外」に対応する柔軟さと、前向きな行動力もまた、大切な資産といえるのかもしれません。

 

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