心臓がドクン――。年金20万円・質素な暮らしの60代夫婦の口座に転がり込んだ「2億円」、人生最高の幸福を味わうも…ファーストクラスで旅行中、突然資産を「取り上げられた」ワケ【FPが解説】

心臓がドクン――。年金20万円・質素な暮らしの60代夫婦の口座に転がり込んだ「2億円」、人生最高の幸福を味わうも…ファーストクラスで旅行中、突然資産を「取り上げられた」ワケ【FPが解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

お金は「稼ぐより、守るほうが難しい」。特に、相続や退職金などで予期せず手にした大金は、その典型かもしれません。 これまで経験したことのない金額を前に、人は舞い上がり、あるいは不安に駆られ、普段ならしないような判断ミスを犯しがちです。本記事ではFPオフィスツクル代表の内田英子氏が、Aさん夫婦の事例とともに、そんな「突然の富」に翻弄されず、資産を守り抜くための視点について解説します。※本記事で取り上げている事例は、複数の相談をもとにしたものですが、登場人物や設定などはプライバシーの観点から一部脚色を加えて記事化しています。読者の皆さまに役立つ知識や視点をお届けすることを目的としています。

大金を手にしたとき、本当に考えるべきこと

退職金、保険金、実家売却、生前贈与など。「みたことのない大金」を目にする機会は、案外誰にでも訪れる可能性があります。そしてそのお金を前にすると、冷静でいられる人は少ないようです。

 

大事なことは、「できること」より、「自分の人生にとって必要なこと」を先に考えることです。

 

・人生の自分軸を自分で理解しているか

・自分にとって必要な金額はいくらか

・いつ、どのように使いたいのか

・誰と共有し、どう管理していくのが長く続けられるのか

 

「自分の人生にとって必要なこと」を明確にいえる人ほど、お金に振り回されにくく、お金を上手に活用することができます。

お金は「稼ぐより、守るほうが難しい」

Aさん夫婦は、資産の多くを失いました。しかし、すべてを失ったわけではありません。夫婦は生活を立て直し、再び年金の範囲で暮らす日々に戻りました。

 

「贅沢はなくなったけど、“私たちのペース”は守れたの。それが一番大事だったと思うの」とBさんは話します。

 

突然の大金は、人を舞い上がらせ、不安にさせ、冷静さを奪うこともあります。ですが、その出来事は同時に、「私たちにとって本当の安心とはなにか」を考えるきっかけにもなるものです。

 

Aさんはいま、こう語ります。

 

「もうファーストクラスじゃなくていい。年1回でいいから、あのとき見た夕陽をまたみにいきたい」

 

“お金の安心”とは、派手さではなく、「自分でわかる」という感覚が手元にあることなのかもしれません。

 

 

内田 英子

FPオフィスツクル代表

ファイナンシャルプランナー

 

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