(※写真はイメージです/PIXTA)

親の介護のために仕事を辞め、地元へ戻る決断をする人は少なくありません。とくに長男や長女という立場にあると、「自分が看るべき」という思いに駆られることも。しかし、思い切った決断が、必ずしも家族に感謝されるとは限りません。現実には、介護をめぐる価値観のズレや親子関係のこじれが露わになり、葛藤や孤立を深めるケースもあります。

どれだけ「正しい」ことをしても、すれ違いは起きうる

介護の現場では、「親のために」と思ってした行動が、当の親にとって負担になることもあります。世代間で価値観や感情表現の違いがある以上、どれだけ正しいことをしても、すれ違いは起きうるのです。

 

重要なのは、「家族がすべてを抱え込まない」こと。たとえば、要介護認定を受けることで、訪問介護、通所介護(デイサービス)、福祉用具のレンタルなど、介護保険による支援を受けられます(自己負担は原則1~3割)。

 

さらに、地域包括支援センターは介護に関する総合相談窓口として、家族の負担を軽減するための支援策を一緒に考えてくれます。プロの手を借りることは、決して「逃げ」ではなく、親にとっても子にとっても「より良い選択肢」なのです。

 

雄一さんのように、善意で行動した結果として傷つくことは、介護の世界では少なくありません。制度の整備が進む中でも、「家族だからこそわかり合えるはず」という思い込みが、かえって衝突を生むこともあります。

 

親の言葉や態度に傷ついたときこそ、冷静に制度の力を借りる。家族だけで解決しようとせず、「外」の視点を交えることが、結果的に家族の関係性を守ることにつながるのかもしれません。

 

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※本記事のインタビューではプライバシーを考慮し、一部内容を変更しています。

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