(※写真はイメージです/PIXTA)

「老後はのんびり、夫婦で温泉でも楽しんで…」そんな希望とは裏腹に、孤独と困窮に直面する高齢者が増えています。厚生労働省『高齢社会白書』によると、65歳以上の単身世帯は約800万世帯。経済的・身体的に厳しい生活を余儀なくされるケースも少なくありません。

支援制度は存在するものの…

日本には、高齢者の生活を支えるための制度が数多く存在します。たとえば、

 

●生活福祉資金貸付制度(社会福祉協議会):低所得高齢者に対して、緊急小口資金や生活費を貸し付け

 

●高齢者福祉サービス:訪問介護、配食サービス、見守り支援など

 

●生活保護制度:年金だけで生活が困難な場合の最終的なセーフティネット

 

しかし、これらは“自分で申請する”ことが前提です。「まだ大丈夫」「手続きが面倒」「誰にも知られたくない」──そんな心理的ハードルが、制度の“利用漏れ”を生んでいるのです。

 

裕一さんは現在、智也さんの支援を受けながら、灯油や食料の心配をせずに暮らしています。しかし、自身の足腰の衰えに驚き、「こんなはずじゃなかった…」と何度もこぼすようになったといいます。

 

「親が弱っていくのを見るのはつらい。でも、もっと早くに気づいていれば、こんな状態になる前に動けたのにと後悔しています」

 

老後の孤独と困窮は、突然やってくるわけではありません。小さな兆し──連絡の頻度が減る、光熱費の支払いが遅れる、食が細くなる──を見逃さないことが、家族や支援者に求められています。

 

また、高齢者自身も「助けを求めることは恥ずかしくない」と自覚し、早めに制度や家族に頼ることが、悲劇を防ぐ第一歩です。

 

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