「振動や大音量」を発する楽器演奏者を入居させた結果…
すでに完成している一棟売りマンションであれば、入居者を募集しているホームページなどを確認することで、実際のマンションの稼働状況を確認することができます。また未完成物件の場合には、販売しているディベロッパー(業者)が過去に開発した物件の稼働率を確認すれば、ある程度は予測が立てられます。
楽器可マンションにもかかわらず稼働率が異常に低い場合には、100デシベルに満たない遮音性能の物件に、電子ドラムや金管楽器などの振動や大音量を発する楽器演奏者を無理に入居させた結果、騒音トラブルで他の入居者たちが逃げ出したという可能性なども考えられます。
その物件の遮音性能では本来防げないはずの振動や、大音量を発するドラムなどの演奏者をいったん入居させてしまうと、高額な立ち退き料の支払いが必要になるなど、退去させることは容易ではありません。
「ドラムの振動が建物全体に伝わり、解決に時間を要している間に、ほとんどの入居者が出ていった」という話も他社から聞いたことがあります。
販売サイドの利益を優先させている業者に注意
当社では、二重防音構造の「サウンドプルーフ」には、ドラムや金管楽器などの演奏者の入居をお断りすることで、入居中の快適な住環境を維持しています。
また、新築でありながらバルコニーが一切ないマンション等を多く販売している業者は、入居者やオーナーの視点よりも、販売業者の利益を優先させていると考えて、まず間違いありません。
バルコニーがない部屋の場合には、火災などの際に避難が著しく困難なほか、窓のカーテンを開けると道路からの視線でプライバシーが筒抜けになってしまうため、女性には人気がありませんし、窓の高さによっては内側に手摺りが付いていたとしても、子どもやペットの落下の危険性もあります。当然ですが、一度でも事故が起きれば永久的に事故物件になってしまい、資産価値が大幅下落するリスクもあります。
不動産の資産価値は、「希少性」「将来性」「好立地」で決まります。
これらの基準を満たした良質な物件を資産のポートフォリオに加えることで、鉄壁の資産防衛を実現してください。