「ターゲット」が変われば、物の価値は変わる
同じ建物なのに、入居中のものが退去になったら価値が上がったり、その反対になったりします。
このギャップを利用して私たちは利益を得るわけですが、初心者の方がこの話を聞くと、「買う人に申し訳ない気がする」ことがあるようです。果たしてそうでしょうか? 私はそうは思いません。価値のないものに価値を与えたら、それはもう別の商品だと思うからです。
昔、茨城の海鮮屋さんがこんなことを言っていました。「茨城で商品を売っても誰も買わねえんだけど、東京に持ってくと高い値段で売れんだよ。こっちで食べたら500円だけど、東京だったら4000円か、高いと5000円とかになるんだよな」と。
同じ商品なのに、売る場所や売る相手を変えると価値が変わる。茨城で500円で売っているものが、東京だと10倍になる。これは、東京の人がダマされているのでしょうか? 東京の人は、この商品がほしくても、茨城まで行って買う時間がなかったり、行ったとしてもどこに売っているのかが分からなかったりするのです。そんな人たちにとって、近場でほしいものが確実に手に入るなら、茨城で買うより高くたって、関係ないはずです。
これは不動産投資でも同じです。
「空き家を買い、入居者をつけて、投資物件として売る」
「人が住んでいた家を買い、空き家にして売る」
どちらも、価値の眠っているものを購入してアレンジし、求めている人の前に新しい形で提供することで、その分の対価を得ているといえます。様々な人の立場から不動産を観察し、ピークパフォーマンスを見極めることで、利益を得ること。
これこそが、戸建て投資で大きく成功するためのポイントであり、戸建て投資ならではの旨味でもあるのです。
大家のプーさん
不動産投資家
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