ゴールドオンライン新書最新刊、Amazonにて好評発売中!
『司法書士が全部教える 「一人一法人」時代の会社の作り方【基本編】』
加陽麻里布(著)+ゴールドオンライン (編集)
『富裕層が知っておきたい世界の税制【カリブ海、欧州編】』
矢内一好 (著)+ゴールドオンライン (編集)
『司法書士が全部教える 「一人一法人」時代の会社の作り方【実践編】』
加陽麻里布(著)+ゴールドオンライン (編集)
シリーズ既刊本も好評発売中 → 紹介ページはコチラ!
「ラグジュアリーを提供する者自身が、ラグジュアリーを知るべき」
私がよかったと思うのは、当時の社長であった秦郷次郎さんの、「ラグジュアリーを提供する販売員自身が、ラグジュアリーを知るべきである」というお考えを聞けたことです。
ただ、楽しむだけでなく、なぜその機会が与えられているのか、なぜ必要なのかを知れたことが、私がその後も意識的に「ラグジュアリーを知る」経験を重ねる原動力となりました。
私にとって「ラグジュアリー」は、初めはあまりにも遠い存在に感じられ、不釣り合いな場所に来てしまったという感覚さえありました。でも、ラグジュアリーを知ることは、お客様のライフスタイルや価値観を想像し、共感するために必要だと、次第に実感するようになったのです。
自分が素晴らしい体験をするだけではなく、お客様と過ごす時間や会話をより豊かなものにして、お客様のライフスタイルを想像したうえでよりよいご提案をするために、必要な経験だと感じていました。
お金がないなら「朝食」だけでも…“体験”が、接客力につながる
たとえば、入社2年目の時、毎年ルイ・ヴィトンのハードトランクを5~6個持ってファーストクラスでハワイへ行き、ハレクラニという5つ星のホテルのスイートルームに1週間滞在されるお客様を担当しました。
その時の私は、そのようなライフスタイルは全く想像もつかず、ハレクラニの名前すら知りませんでした。でも翌年、自分でハレクラニに宿泊してみたことで(もちろんファーストクラスでもなければ、スイートルームでもありませんが)、お客様が見ていた景色を体験として知ることができました。
このようなきっかけから、私はプライベートでも1年に何度かは高級レストランに伺い、年に1度の長期休暇にはお客様満足度が高いと評判のホテルを選んで滞在し、その体験を大切にしてきました。
また、20代前半で自由に使えるお金が少ない頃は、都内のラグジュアリーホテルの「朝食」に足を運びました。ディナーよりも、背伸びし過ぎずに非日常の雰囲気を味わえるため、年に何度かの記念日は朝食でお祝いするようにしていました。
普段接しているお客様方がいつもどのような景色を見て、どのようなサービスを受けているのか。私には年に数回で特別な出来事でも、お客様にとってはこれが日常で当たり前なのだと知るだけでも大きな学びでした。
土井 美和
株式会社Clienteling Advisory
代表取締役
注目のセミナー情報
【海外不動産】12月18日(木)開催
【モンゴル不動産セミナー】
坪単価70万円は東南アジアの半額!!
世界屈指レアアース産出国の都心で600万円台から購入可能な新築マンション
【事業投資】12月20日(土)開催
東京・門前仲町、誰もが知る「超大手ホテルグループ」1階に出店!
飲食店の「プチオーナー」になる…初心者も参加可能な、飲食店経営ビジネスの新しいカタチとは?
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
