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大学時代は原宿系…入社して面食らった「ラグジュアリー」の世界
大学時代、私の友人たちの中には、すでにルイ・ヴィトンのバッグで登校する子もいましたが、私はそういったものには興味がありませんでした。
当時の私は、原宿系のファッションが好きで、吉田カバン(PORTER)のリュックを背負って、A BATHING APEのニットに、ビルケンシュトックやクラークスのシューズを履いていました。ある時期はシノラーに影響を受けて、「宇宙百貨」という雑貨屋さんに行っては、カラフルなアクセサリーを買い集めてジャラジャラと着けてみたり、いちご柄の生地を買ってスカートをつくって着てみたり。今思えばファッションも迷走していました(笑)。
幼い頃からブランド品が当たり前にある家庭ではありませんでしたし、「ラグジュアリー」の世界とは縁遠い場所にいた気がします。
ルイ・ヴィトンに入社後、これまで出会ったことがないラグジュアリーな暮らしをするお客様と、どのような会話をすればよいか、お客様が話している内容を想像したり共感したりするのが難しく感じることもありました。
そんな私にとって、とてもありがたいことに年に何度か、会社でラグジュアリーな経験をさせていただく機会がありました。
今でも記憶にあるのは、パークハイアット東京や東京オペラシティなどの高級レストランに連れて行っていただいたことです。その日食事会のチームは早番後、化粧室で先輩たちとお化粧を直したり、髪をお互いクルクル巻き合ったり、普段よりも少しドレスアップして、タクシーに乗り込み向かいます。
この時点から非日常でワクワクしますが、普段は行かないラグジュアリーホテルや高級レストランでの体験は、全てがキラキラして見えて胸が高鳴りました。
ホテルに集う人々の装いや振る舞い、品のある香り、豪華に飾られたロビーの装花、ホテルマンの卓越された美しい所作やサービス、高層階から見える景色や食事の味など、素晴らしい体験をさせていただきました。
