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オアフ島とは異なる魅力の「ハワイ島」「マウイ島」
ハワイ不動産といえば、多くの日本人投資家や別荘購入希望者が真っ先に思い浮かべるのがオアフ島でしょう。
ワイキキやカハラといった高級住宅地、安定した観光需要、交通や生活インフラの充実度などから、オアフ島は長年にわたり圧倒的な人気を誇ってきました。日本からの直行便が多く、アクセスの良さも投資対象として選ばれる大きな理由のひとつです。
しかし、実際にはオアフ島以外の島にも根強いファンや投資家がおり、不動産を所有したり新たに購入を検討する日本人は少なくありません。なかでも注目されるのが、雄大な自然とリゾート感あふれる生活環境を備えたハワイ島と、世界的に高級リゾート地として知られるマウイ島です。
これらの島々は、オアフ島のように都市的な利便性こそ劣るものの、広大な土地、ゆとりあるライフスタイル、そしてユニークな投資メリットを提供しています。
ハワイ島:自然とリゾートが調和する注目エリア
「ビッグアイランド」の愛称で親しまれるハワイ島は、ハワイ諸島の中で最も広大な面積を誇ります。島全体が豊かな自然に恵まれ、火山や星空観測、緑豊かな景観などが魅力です。
近年では、ラグジュアリーリゾート地としても注目されており、特に島西部のコナやワイコロアエリアには高級リゾートが集まっています。ゴルフ場や高級ホテルに隣接する形で別荘地やコンドミニアムが広がり、落ち着いたリゾートライフを求める人々に人気です。
ハワイ島は、年間約300日とされる安定した晴天率も魅力のひとつです。また、全米トップに選ばれた「ハプナ・ビーチ州立公園」や、世界的に有名な「マウナケア」「キラウエア」といった大自然も体験でき、観光やリゾート滞在だけでなく、自然を満喫するライフスタイルを楽しめる島となっています。
そんなハワイ島で特に人気のある物件には、以下のようなリゾートがあります。
マウナケア・リゾート
コハラコーストに位置する歴史ある総合リゾートで、1965年にローレンス・S・ロックフェラー氏によって開発されました。敷地内にはコンドミニアム、タウンハウス、邸宅など多様なレジデンスが揃い、日本人投資家や別荘オーナーにも人気の高いリゾートです。
マウナラニ・リゾート
「ハワイ島1」とも称されるマウナラニ・ゴルフコースに隣接するリゾート施設で、8棟のコンドミニアムが立ち並び、不動産取引も活発に行われています。
価格面を見てみると、ハワイ島のコンドミニアムの2025年7月の成約価格中央値は約$582,000となっており、同じ時期のオアフ島の中央値$490,000と比べても高い水準にあります。日本円に換算すると、オアフ島と比べておよそ1,000万円以上の差があり、広大な自然に囲まれたハワイ島の物件に対する需要の高さや人気ぶりがうかがえます。
特に、リゾート感あふれる立地や海やゴルフコースに近い利便性、静かで落ち着いた環境は、投資家や別荘購入者にとって大きな魅力となっており、その価値を反映した価格設定がされているといえるでしょう。
さらに、アメリカ本土の主要都市からハワイ島への直行便が多数運航されていることから、アメリカ本土の投資家や別荘オーナーにとっても人気の目的地となっています。そのため、広大な自然やリゾート環境だけでなく、利便性や投資価値も兼ね備えたハワイ島の不動産は、今後も高い注目を集め続けることが予想されます。
一方で、ハワイ島は火山活動が活発な地域としても知られています。アメリカ地質調査所(USGS)のデータによれば、下の地図上で赤から黄色に分類されているエリアは火山活動の影響を受けやすく、危険度が高いとされています。
島の反対側に位置する先ほどご紹介したマウナケアやコハラコースト周辺は、島内でも最も火山リスクが低い地域に位置づけられています。こうした火山リスクの低さが、この一帯でリゾート開発が活発に行われている背景につながっています。
とはいえ、ハワイ島全体は人間の力では制御できない雄大な自然に囲まれているため、自然災害のリスクが完全にゼロではないことは常に念頭に置いておく必要があります。
