(※写真はイメージです/PIXTA)

圧倒的人気を誇るオアフ島の陰に隠れながらも、魅力的な投資先として世界中から熱視線を浴びる「ハワイ島」と「マウイ島」。しかし、いまだオアフ島に比べ市場規模は小さく、日本語で入手できる情報も限られています。そこで今回は、株式会社Crossover Internationalの栗原なな氏が、ハワイ島とマウイ島の不動産市場の特徴や魅力を、オアフ島との違いも踏まえながら詳しく解説します。

 \1月20日(火)ライブ配信/
調査官は重加算税をかけたがる
相続税の「税務調査」の実態と対処方法

オアフ島とは異なる魅力の「ハワイ島」「マウイ島」

ハワイ不動産といえば、多くの日本人投資家や別荘購入希望者が真っ先に思い浮かべるのがオアフ島でしょう。

 

ワイキキやカハラといった高級住宅地、安定した観光需要、交通や生活インフラの充実度などから、オアフ島は長年にわたり圧倒的な人気を誇ってきました。日本からの直行便が多く、アクセスの良さも投資対象として選ばれる大きな理由のひとつです。

 

しかし、実際にはオアフ島以外の島にも根強いファンや投資家がおり、不動産を所有したり新たに購入を検討する日本人は少なくありません。なかでも注目されるのが、雄大な自然とリゾート感あふれる生活環境を備えたハワイ島と、世界的に高級リゾート地として知られるマウイ島です。

 

これらの島々は、オアフ島のように都市的な利便性こそ劣るものの、広大な土地、ゆとりあるライフスタイル、そしてユニークな投資メリットを提供しています。

ハワイ島:自然とリゾートが調和する注目エリア

「ビッグアイランド」の愛称で親しまれるハワイ島は、ハワイ諸島の中で最も広大な面積を誇ります。島全体が豊かな自然に恵まれ、火山や星空観測、緑豊かな景観などが魅力です。

 

近年では、ラグジュアリーリゾート地としても注目されており、特に島西部のコナやワイコロアエリアには高級リゾートが集まっています。ゴルフ場や高級ホテルに隣接する形で別荘地やコンドミニアムが広がり、落ち着いたリゾートライフを求める人々に人気です。

 

ハワイ島は、年間約300日とされる安定した晴天率も魅力のひとつです。また、全米トップに選ばれた「ハプナ・ビーチ州立公園」や、世界的に有名な「マウナケア」「キラウエア」といった大自然も体験でき、観光やリゾート滞在だけでなく、自然を満喫するライフスタイルを楽しめる島となっています。

 

そんなハワイ島で特に人気のある物件には、以下のようなリゾートがあります。

 

マウナケア・リゾート

コハラコーストに位置する歴史ある総合リゾートで、1965年にローレンス・S・ロックフェラー氏によって開発されました。敷地内にはコンドミニアム、タウンハウス、邸宅など多様なレジデンスが揃い、日本人投資家や別荘オーナーにも人気の高いリゾートです。

 

マウナラニ・リゾート

「ハワイ島1」とも称されるマウナラニ・ゴルフコースに隣接するリゾート施設で、8棟のコンドミニアムが立ち並び、不動産取引も活発に行われています。

 

価格面を見てみると、ハワイ島のコンドミニアムの2025年7月の成約価格中央値は約$582,000となっており、同じ時期のオアフ島の中央値$490,000と比べても高い水準にあります。日本円に換算すると、オアフ島と比べておよそ1,000万円以上の差があり、広大な自然に囲まれたハワイ島の物件に対する需要の高さや人気ぶりがうかがえます。

 

特に、リゾート感あふれる立地や海やゴルフコースに近い利便性、静かで落ち着いた環境は、投資家や別荘購入者にとって大きな魅力となっており、その価値を反映した価格設定がされているといえるでしょう。

 

さらに、アメリカ本土の主要都市からハワイ島への直行便が多数運航されていることから、アメリカ本土の投資家や別荘オーナーにとっても人気の目的地となっています。そのため、広大な自然やリゾート環境だけでなく、利便性や投資価値も兼ね備えたハワイ島の不動産は、今後も高い注目を集め続けることが予想されます。

 

一方で、ハワイ島は火山活動が活発な地域としても知られています。アメリカ地質調査所(USGS)のデータによれば、下の地図上で赤から黄色に分類されているエリアは火山活動の影響を受けやすく、危険度が高いとされています。

 

アメリカ地質調査所 USGS Hawaiian Volcano Observatory (HVO)より https://www.usgs.gov/
ハワイ島の溶岩危険区域 アメリカ地質調査所 USGS Hawaiian Volcano Observatory (HVO)より
https://www.usgs.gov/

 

島の反対側に位置する先ほどご紹介したマウナケアやコハラコースト周辺は、島内でも最も火山リスクが低い地域に位置づけられています。こうした火山リスクの低さが、この一帯でリゾート開発が活発に行われている背景につながっています。

 

とはいえ、ハワイ島全体は人間の力では制御できない雄大な自然に囲まれているため、自然災害のリスクが完全にゼロではないことは常に念頭に置いておく必要があります。

 

【12/18(木) 『モンゴル不動産セミナー』開催】

坪単価70万円は東南アジアの半額!! 都心で600万円台から購入可能な新築マンション

次ページマウイ島:希少性とブランド力で高値を維持

本連載に記載された情報に関しては万全を期していますが、内容を保証するものではありません。また、本連載の内容は著者の個人的な見解を示したものであり、著者が所属する機関、組織、グループ等の意見を反映したものではありません。本連載の情報を利用した結果による損害、損失についても、著者ならびに本連載制作関係者は一切の責任を負いません。投資の判断はご自身の責任でお願いいたします。

カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
川柳コンテストの詳細はコチラです アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです 不動産小口化商品の情報サイト「不動産小口化商品ナビ」はこちらです 特設サイト「社長・院長のためのDXナビ」はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録