(※写真はイメージです/PIXTA)

家庭を支えることに人生を注ぎ込んできた──そう語る男性たちの中には、ふと立ち止まったとき、自分の生活や将来が“何も残っていない”ことに気づく人もいます。とくに、家計を配偶者に一任してきた場合、「今さら聞きにくい」「信じていたから」と中身を把握していないまま定年を迎えるケースも少なくありません。

「何もかも妻任せにしていた僕にも責任があります」

節約生活を続けながら、家族のために働いてきたという自負があった山田さん。

 

「外食もほとんどしてないし、趣味もない。会社と家の往復だけで、“もう少し自分を大事にしてもよかったのかな”って、初めて思いました」

 

退職金も約1,000万円ほどの見込みで、そこからローンや生活費を捻出すれば、老後に残るのはわずか。公的年金の試算でも、受給額は夫婦合計で月22万〜23万円程度とされ、現状の支出からは足りないことがわかってきました。

 

「子どもが成人したら、少しは楽になると思っていた。でも、家計を“見える化”していなかったツケが、ここにきて一気に来た感じです」

 

山田さんのように、家計を片方が全て握る家庭では、 “自分は守られている”“ちゃんとやってくれているはず”と信じ切ってしまい、実情を把握しないまま定年を迎えることもあります。

 

ファイナンシャルプランナーの間でも、「夫婦で家計を共有する」「50代で定年後の支出と収入の見通しを確認する」ことが強く勧められています。

 

山田さんは、現在、家計簿アプリを使いながら妻と支出の見直しを始めたといいます。

 

「何もかも妻任せにしていた僕にも責任があります。今からでも、自分のことも“家族の一員としての責任”も両方考えていきたいと思っています」

 

「家族のために」と耐えてきたことが、結果的に「自分にも家族にも何も残らなかった」ということにならないように──。定年が近づいたときこそ、“お金の見える化”と“家族との共有”が必要なのかもしれません。

 

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