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フリーランス志望者の落とし穴
理沙さんのように「自分の好きな仕事で収入を得たい」と考える人は少なくありません。しかし、フリーランスの立ち上げ期は、収入が不安定になりがちです。特に子育て中の女性の場合、時間的制約が大きく、安定収入を得るには時間がかかるケースが多いとされています。
また、仮に世帯年収が1,300万円あっても、税金や社会保険料の負担は大きく、可処分所得は実質900万円前後に落ち込みます。
特に年収1,200万円を超えると、各種の「児童手当」「高校無償化」などの所得制限にひっかかりやすく、収入が高いほど逆に“損をする”感覚に陥る家庭も多いのです。
「夢の応援」と「生活の現実」
現在、理沙さんは週3日のパート勤務を始めました。フリーランス活動は継続しつつも、一定の安定収入を得る選択をしたのです。
「妻の夢を応援したいという気持ちは、今でも変わっていません。でも、生活の基盤があってこそ、夢にも挑戦できるんだということを、僕自身が痛感しました」
祐一さんはそう振り返ります。理想の夫婦関係と、現実の家計管理。そのバランスを見つめ直すことは、どんな家庭にも必要な過程なのかもしれません。
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