(※写真はイメージです/PIXTA)

長年働き続け、ようやく迎えた定年退職。多くの夫婦にとって、第二の人生の幕開けを実感するタイミングかもしれません。海外旅行、地方移住、趣味やボランティアへの挑戦——やっと自由に生きられると考える人も多いでしょう。ところが、夫婦の関係性がそれまでと変化することで、思わぬ“すれ違い”が生まれるケースもあります。「退職後の生活像」への期待のズレが、決定的な分岐点になることも。

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    生活費・住まい・年金——“別居後の現実”にも直面

    旅行後、美和子さんは「少し距離を置きたい」として、実家近くにある賃貸住宅を借りてひとり暮らしを始めました。

     

    突然の別居に戸惑いながらも、原田さんは一人の生活を受け入れるしかありませんでした。持ち家に残された原田さんは、生活費のやりくりに頭を悩ませる日々を送っています。年金の受給開始はまだ先で、「別居になってみて初めて、生活のことを真剣に考えるようになった」と語ります。

     

    総務省『家計調査(2024年)』によると、60歳以上単身男性の平均消費支出は月約15.5万円。退職金で当面の生活はまかなえるとはいえ、病気や介護への備えがなければ、資金はあっという間に尽きる可能性もあります。

     

    現在の原田さんは、週3日ほど地元の企業で再雇用の形で働きながら、生活の再建を目指しています。美和子さんとは月1回程度会って食事をし、ときには将来について話すなど、少しずつ関係を再構築しているところです。

     

    「もしもう一度チャンスをもらえるなら、今度は“ふたりで決める人生”を歩みたいですね」

     

    定年退職は人生の区切りであり、また新たな出発点でもあります。ですが、「夫婦一緒に歩むセカンドライフ」は、自然に実現するものではありません。理想を描く前に、現実を共有し、意識のズレを確認する——そんな話し合いの時間こそ、真に自由な人生の第一歩かもしれません。

     

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