ローンと生活費のバランス…Aさんの冷静な判断
「頭金を増やせば、通りやすくなるのかな……」
Aさんは貯金通帳を前にため息をつきます。追加で500万円用意できれば、借入額は4,500万円に下がり、返済負担率も低くなる。金融機関の評価も確実に上がるはず。そう考えました。
「でも、これ以上貯金を切り崩すと、生活資金が……」
心の中で妻や子どもを思い浮かべます。安心して暮らすための家なのに、頭金のために家計が苦しくなるのは避けたい。そう考え、この選択肢は排除しました。
再チャレンジに向けてすべきこと
Aさんの体験は、高収入だから大丈夫という油断が、住宅ローンには通用しない現実を教えてくれます。しかし、正しい準備をすれば再び挑戦することは可能です。
・信用情報を確認する
過去の延滞履歴や借入残高を把握。必要があれば金融機関に相談し、訂正や解消を行う。
・不要なカードやローンの整理
使用していないカードやローンの枠を整理し、総借入額の見直しを行う。
・返済負担率を計算
年収に対する借入返済額の割合を確認し、無理のない借入額を設定する。頭金を増やす方法も。
・収入安定性の証明準備
ボーナスやインセンティブの推移、勤続年数や雇用契約内容を整理し、収入の安定性をアピール。
・金融機関と事前相談
条件や審査基準を事前に確認し、必要であれば融資担当者にアドバイスを受ける。
残念ながら、審査落ちをして落ち込んでいる間に、Aさんが希望したマンションは完売。別の物件を探しつつ、今度こそ審査に通るよう準備を進めているといいます。
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